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こんなお悩みにお応えします
- 基礎から英語をやり直したい
- オンライン英会話にチャレンジしたが、挫折してしまった
- 何からやり直せばよいか分からず、学習が続かない
改めて英語を勉強し直したい時、何から手を付ければ良いのか悩みますよね。
「オンライン英会話に取り組んでみたけれど、全く喋れず落ち込んで結局勉強をやめてしまった…。」という声も聞きます。
英語学習に挫折しないためには、やり直しの仕方にある程度守るべき手順があります。
そこでこの記事では、英語を学び直したい初心者の方が「何をどのような手順で」進めていけば良いのかを解説していきます。
この記事の内容
英語初心者が英語をやり直す際のおすすめ手順と教材
筆者の経歴
・中高英語教員 11年目
・イギリス大学院でMA TESOL(英語教育法 修士)修得
・独学で英検1級を取得
それではどうぞ。
Contents
【英語のやり直しは何から始める?】脱初心者へのおすすめ手順
初心者の方へおすすめの英語をやり直す手順は以下の通りです。
英語をやり直す手順
- 基礎の単語力、文法力を磨く (1~2か月目)
- シャドーイングに取り組む (1~2か月目)
- 英語日記でアウトプットを繰り返す (3~4か月目)※①、②も継続する
- 音読、瞬間英作文に取り組む (3~4か月目)
- 資格試験、オンライン英会話で力試しする(4か月目)
英語学習には時間が掛かります。
しかし手順を抑えて学習を続けていけば、必ず英語力は上達していきます!
それでは詳しく解説していきます。
①基礎の単語力と文法力を磨く(1~2か月目)
まずは基礎となる、単語力と文法力を磨きましょう。
基礎的な単語力、文法力が英語力のベースとなっていきます。
日常会話レベルを目標とした場合、
基礎的な単語力 ⇒ 約2000語
基礎的な文法力 ⇒ 中学修了程度
が目安になります。
単語について
日常会話で必要とされる単語数は2000語程だと言われています。
中学校で学ぶ単語は約1600語のため、「中学レベル+α」といったイメージを持つと良いです。
英単語に関してはこちらの単語帳がおすすめです。
音の確認が簡単にできるものを選び、「文字と音」をセットで覚えていくことがポイントです。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
【関連記事】【社会人向け】英語初心者が選ぶべき単語帳とおすすめの使い方
文法について
文法に関しては中学修了レベルが目安となります。
中学文法を抑えておけば、日常会話で言いたいことは、ほぼ全て簡潔な文で伝えられるようになります。
中学生の文法に焦点を当てた参考書に取り組みましょう。
「中学英語をひとつひとつ分かりやすく」は解説が丁寧で、演習問題も充実しているため、積極的な学習がしやすいです。
それぞれの項目でサポート動画もあり、体系的に文法力が身に付きます。
「English for Everyone」は洋書ですべて英語で書かれており、英語ネイティブが使うニュアンスを学ぶことができます。
イラストが充実していて、視覚的にも楽しいテキストです。
これらのどちらかを選べば間違いありません。
詳しくは以下の記事にて解説していますので、ぜひご覧ください。
【関連記事】【大人向け】中学英語のやり直しに使える参考書3選
②シャドーイングに取り組む(1~2か月目)
単語・文法と合わせて、シャドーイングの練習に取り組んでいきましょう。
シャドーイングとは?
聞こえた音声の後を追いかけるように発音していく練習法
シャドーイングの練習は、リスニングの力を高める上で非常に有効です。
シャドーイングの基本的な練習方法は以下の通りです。
① まずは1、2回音声を聞く。
② 本文をノートに書き出し、分からない単語を調べて意味を抑える。
③ 音声無しで2、3回音読する。
④ 音声を再生し、文字を見ながら音声の後を追いかけるように発音する。
(できるようになるまで、5~10回繰り返す)
⑤ 音声を再生し、何も見ないで音声の後を追いかけるように発音する。(シャドーイング)
(頭の中で意味を理解しながら、音に続いて言えるようになればOK!)
ポイントは③~⑤の部分です。
ここを充実させていかなくては、リスニング力は伸びていきません。
初めは簡単な文から取り組み、徐々に文章のレベルを上げていきましょう。
以下の記事でESL Fastを使ったシャドーイングの仕方を確認しながら進めていきましょう!
【関連記事】【英語初心者向け】シャドーイングの効果的なやり方とおすすめ教材
1、2か月目のポイント
まずやり直しからの1~2か月は【単語、文法、シャドーイング】に力を入れましょう。
ここまではインプットメインでOKです!
学習に掛ける時間としては【インプット8割、アウトプット2割】といったイメージが理想的です。
ココがポイント
1~2か月目は単語、文法、シャドーイングに力を注ぎ、土台を作る。
スタディーサプリEnglishもおすすめ
「参考書で学習するのが苦手…」という方は、「スタディーサプリENGLISH」という自学自習アプリを使うのもアリです。
アプリを使うことで、通勤時間などのスキマ時間に、スマホで簡単に学習することができます。
スタディーサプリENGLISHには、
の3種類があり、自分の学習目的に合った英語力を鍛えられます。
こちらは「新日常英会話コース」の紹介動画です。
オンライン英会話とのセットもできますが、アプリのみの利用であれば、
・新日常英会話コース ➡ 月額2,178円(税込)
・ビジネス英語コース ➡ 月額3,278円(税込)
・TOEIC L&R対策コース➡ 月額3,278円(税込)
で利用することができます。
月額2~3000円程で「単語・文法・シャドーイング」を全てカバーできるので、1~2か月目に利用してみることがおすすめです。
7日間の無料体験が可能なので、興味のある方は検討してみて下さい。
こちらの記事では「新日常英会話コース」について詳しく紹介しています。
【関連記事】スタディサプリENGLISHが英語初心者の社会人におすすめな理由
③英語日記でアウトプットを繰り返す(3~4か月目)
ある程度の基礎が出来てきたら、英語日記でアウトプットをしていきましょう。
英語日記を書くことで、文の作り方に気付くことができたり、自分は普段よく使うのに単語帳では学べない単語を知ることができます。
お題は
・その日に起きたこと
・今考えていること
・これからやってみたいこと
など、何でもOKです。
書く際のポイント
①まずは辞書などを引かずに書けるだけ書いてみる
②書き終わった所で、辞書を使って「これはなんて言えばよかったのかな…」と調べていく
まずは英語日記を辞書なしで書いてみることで「英会話をする前段階の練習」にすることができます。
話すためには、自分の言いたいことを瞬間的に頭の中で組み立てて口に出していく必要があります。
実際に会話する際には辞書を引くことは出来ず、自分が知っている単語・文法を駆使して相手に伝えていかなければなりません。
その前段階として、英語日記では、自分が言いたいことを一旦可視化することができます。
書けるところまで書いたら、どういえば良かったのかを調べていきます。
「こういえば良かったのか!」と、一つ一つ表現を学んでいくことで、アウトプット出来るフレーズが増えていきます。
調べる上では、こちらの書籍が手元にあると、日常使う単語を調べる手間が省けて便利です。
④音読、瞬間英作文に取り組む(3~4か月目)
英語日記と同時に、音読や瞬間英作文に取り組んでいきましょう。
音読や瞬間英作文のトレーニングをすることで、英語を口から発する瞬発性を鍛えることができます。
音読について
音読では、自分が無理なく理解できる文章を用いましょう。
始めのうちは音声付きの絵本を用いることがおすすめです。
少し難しいものにチャレンジしたい場合は、こちらのスピーチを取り上げた参考書がおすすめです。
こちらの記事で詳しい音読のやり方を確認しながら進めていきましょう。
【関連記事】【効果絶大!】英語力が爆上がりした音読のやり方とおすすめ教材
瞬間英作文について
瞬間英作文を行う際には、取り扱う文章の文法が理解できていることが望ましいです。
中1レベルの簡単な文章からトレーニングを重ねていきましょう。
こちらの参考書を一冊仕上げるだけでも、大量の文章を口から出すトレーニングをすることができます。
3、4か月目のポイント
3か月目からは、①②は継続しつつ、【英語日記、音読、瞬間英作文】でアウトプットに掛ける時間を増やしていきましょう。
全体としては【インプット3割、アウトプット7割】くらいの割合が理想的です。
アウトプットを重ねながら、あいまいな文法事項の理解を深め、新しいボキャブラリーも増やしていきましょう!
ココがポイント
英語日記、音読、瞬間英作文でアウトプットの割合を増やしていく。
⑤オンライン英会話、資格試験で力試しをする(4か月目)
いよいよオンライン英会話や資格試験に申し込んで、力試しをしてみましょう。
オンライン英会話にチャレンジする
オンライン英会話にチャレンジして、「話す」という実践の場を作りましょう。
初心者の方へおすすめのオンライン英会話には
①DMM英会話 ・・・様々な国の講師と初心者向け教材で楽しみながら学習できる
②レアジョブ英会話・・・充実の日本人サポート付きで、着実に英会話を上達できる
③QQ English・・・質の高いプロ講師から「カランメゾット」を受けられる
などがあります。
それぞれ無料お試し期間があるので、自分に合うと感じたものを利用してみましょう。
【関連記事】英語教員がおすすめする初心者向けのオンライン英会話7選
資格試験にチャレンジする
資格試験は英検3級、準2級にチャレンジしてみましょう。
英検3級は中学卒業レベル、準2級は高校中級レベルとなります。
ポイントは、あくまで「実力試し」「課題発見の機会を作る」という意味合いで取り組むことです。
英検の攻略法やテクニックはありますが、「英検を取ること」が目的とならないように注意しましょう。
4か月目にチャレンジすることが大切
オンライン英会話や資格試験にチャレンジしてみて、たとえできなくても落ち込む必要はありません。
ここまでやってきた過程があるため、ただ「出来なかった」ではなく、「この部分が自分には足りていない」といった気付きがあるはずだからです。
その気付きを大切にして、また一歩一歩進んで行けばOKです。
この循環を作ることができれば、確実に英語力は向上していきます。
また、自分の成長が実感できるので、モチベーションの維持にも繋がります。
ココがポイント
オンライン英会話や資格試験を用いて、自分の英語力を客観視していく。
英語はやり直し手順次第で、誰でも上達が可能!
まとめると、英語をやり直す際の効率の良い手順とは、
①基礎の単語力、文法力を磨く (1~2か月目)
②シャドーイングに取り組む (1~2か月目)
↓ (ここまではインプット8割、アウトプット2割)
③英語日記でアウトプットを繰り返す (3~4か月目)
④音読、瞬間英作文に取り組む (3~4か月目)
※①、②も継続する
↓ (徐々にアウトプットを増やして、インプット3割、アウトプット7割)
⑤資格試験、オンライン英会話で力試しする(4か月目)
↓
見つけた改善点を学習に活かしていく。
こういった手順になります。
英語学習の醍醐味は、やる気があれば年齢に関係なく誰でも上達させることができる点です。
毎日コツコツと頑張っていきましょう!
皆さんの英語やり直しのヒントになれば幸いです。
【関連記事のまとめ】
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた!