こんにちは、タカヒロです。
今回は単元終わりや学期末に文法のまとめとして使えるおすすめのゲーム「How much do you bet?」をご紹介します。
文法問題のプリントを配って解かせることも良いですが、ゲームの要素を加えると生徒が意欲的に文法問題に取り組んでくれます。
できれば文法演習も、生徒主体の形にもっていきたいですよね。
是非、授業ネタの一つとしてご自身でアレンジしながらご利用ください!
この記事の内容
・How much do you betゲームのやり方
・How much do you betゲームのメリット
筆者の経歴
・公立中学 教諭5年
・イギリス大学院 MA TESOL
・県立高校 教諭2年
・私立大学・高校 非常勤講師1年目
それではどうぞ!
Contents
【中学英語】文法の単元まとめに使えるHow much do you betゲーム
まずは取り扱いたい文法事項を使ったTF問題を10問制作します。
こちらのPDFファイル【How much do you bet 中1】は僕が中1の3学期に実施したものです。
是非ご参考にされて下さい。
ゲームの進め方
- プリントを配り、個人もしくはペアでTF問題に取り組む。
- Fの場合は間違っている部分に下線を引き、正しい答えを書き込む。
- 10、20、30・・・100と、10単位で賭けるポイントを決める。(自信があれば100を、まあまあなら50を、自信なしなら10をといった具合に記入する)
- 全員記入出来たら、答え合わせをしていく。(例えば100を賭けて、合っていれば「+100ポイント」、間違っていれば「-100」となる)
- 合計点を計算して、チャンピオンを決定する。
このゲームは個人で取り組んでも良いし、ペアで取り組んでもOKです。
ペアで取り組めば、英語が不得意な生徒も取り組みやすくなりますね。
プリントの穴埋め問題のような場合だと、本当に英語が不得意な生徒は空欄のままで固まってしまいますが、
このゲームではTかFかを書き込むため、全員が参加できます。
Fを書いた場合は、「正しく直す」ように念を押します。
なんとなくFを選ぶのではなく、文法的な間違いにしっかり気付かせるためです。
賭けるポイントを決める際、元気な男子生徒はオール100ポイントにしたり、こまめな女子生徒は50~70くらいを書きがちだったりします。
生徒の性格面を覗けることもこのゲームの面白いポイントです。
合計の得点が「-」になってしまった生徒は特に文法の復習が必要です。
相対的に点数が出ますので、ゲームの結果とはいえ説得力があります。
How much do you betゲームのメリット
このゲームのメリットは大きく二つあります。
①生徒の理解度を確認できる
ゲームを通して、生徒の文法理解度を確認することができます。
生徒は英文を見て自分で間違いを探すことになりますので、文法の復習が能動的な活動になっていきます。
TFの問題を作る際は、生徒が間違えそうなポイントを狙うことが大切です。
取り扱っている文法事項で、「良くある間違え」を先取りして出題しましょう。
例えば、PDFファイル【How much do you bet 中1】の中では、
(6) Do you studying Japanese now?
は生徒がよくやってしまう間違えです。
「一般動詞・be動詞」「現在進行形」がしっかり理解できていないと、正しく訂正することができません。
各文法事項で、こうした間違えやすいポイントを抑えて問題を作っていきましょう!
なお、(10) I can tell the shampoo with the conditioner.のように、教科書で取り扱った熟語を混ぜ込むのもありですね!
ココがおすすめ
間違えやすいポイントについて、生徒の理解度を把握できる!
②定期テストで再び使える
ゲームで間違えが多かった問題を定期テストで再び出題することができます。
①教員側が一度「間違えやすい問題」として作ってゲームを実施する。
②実際にゲームで間違えの多かった問題を定期テストで再出題する。
こうすることによって、ピンポイントで文法の重要点を意識させて、定着を図ることができます。
単元ごとや学期末ごとにこのゲームを行い、慣れてきたら生徒にTF問題を制作してもらうのもありです。
文法事項がしっかり理解できていないと問題制作が出来ないため難易度は上がりますが、
自分が制作した問題がゲームで出題されたり、結果的に定期テストで使われたりすると、生徒は大喜びします。
ココがおすすめ
文法を学んだだけで終わらせず、文法のルールや使い方について繰り返し「教えずに指導すること」ができる!
まとめ:能動的に文法を復習しよう!
今回は文法のまとめで使えるHow much do you bet?ゲームをご紹介しました。
プリント演習ではなく、たまにはゲームの要素を加えて能動的に文法の復習をしてみてはいかがでしょうか。
是非ご自身でアレンジして実践してみて下さい!
この記事が先生方へ何かお役に立てれば幸いです。こちらの記事でも実践例をご紹介しています。是非合わせてご覧ください。
ではまた!