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高校生におすすめの英単語帳9選【レベル別で現役教員が紹介】

 

先生のおすすめの英単語帳は何ですか?学校で取り扱っているターゲット1900の他に、2冊目をやり始めたいと思っています。

 

先日生徒にそうした質問を受けました。

英単語帳選びでは失敗したくないですよね。

 

自分に合った単語帳を選び、使い込んでいくことで、徐々に単語力は身に付いていきます。

そして単語力の有無は英語の読解力・リスニング力に直結していきます。

 

そこでこの記事では、受験を控えている高校生におすすめの英単語帳を、レベル別で9冊ご紹介していきます。

 

この記事の内容

受験を控えている高校生におすすめの英単語帳9選

 

筆者の経歴

・中高英語教員 12年目

・イギリス大学院でMA TESOL修得

・現在高校1年生の担任

 

この中から選べば間違いない!というものに厳選しました。

 

それではどうぞ!

 

高校生におすすめの英単語帳9選【レベル別で現役教員が紹介】

 

高校生の英語学習の目的は、主に受験に向けた学習になりますので、効率の良さを意識して、以下の3点に注目しながら単語力を選んでいく必要があります。

 

受験に使われるフレーズがまとまっているか

レベル感が自分に合っているか

リスニングがしやすいか

 

こうした点に着目しつつ、

取り掛かりの1冊目としておすすめの4冊

実力を伸ばす2冊目としておすすめの3冊

英語マスターへ向けての3冊目としておすすめの2冊

 

といった3つのレベルに分けてご紹介していきます。

 

冒頭のように質問してくれた生徒は、「ターゲット1900」に続く2冊目として、「システム英単語」はどうかと相談してくれました。

ダメなことはないですが、時間がない高校生ですので、基礎を固める「取り掛かりの1冊目」は1冊に絞って、2冊目は「実力を伸ばす2冊目」の中から選ぶことをおススメしました。

 

そのように自分に合わせてご活用いただければ幸いです。

 

【初級】取り掛かりの一冊目

①:ターゲット1900

ターゲット1900は定番中の定番です。

おそらく一番多くの学校が採用している一冊であり、電車の中でも学生が使っているのをよく目にします。

 

受験に出てくる意味が出る順でまとまっており、効率よく学習することができます。

リスニングもアプリで楽々なので、どれにしたらいいか良いか分からないが、一番定番な単語帳が欲しい方にはおすすめです。

 

語彙数:1900語

対応レベル:共通テスト~国公立2次試験・難関私大レベル

 

②:システム英単語

こちらはフレーズでインプットしていく一冊です。

受験に頻出の「ミニマルフレーズ」が厳選されており、効率化を考えたら一番の単語帳でしょう。

程よい余白があり、書き込みながら単語帳を使い込んでいくことができます。

 

「単語ばかりに時間をかけていられない!」という思いが強い生徒には一番おすすめの一冊です。

 

語彙数:2000+多義語180

対応レベル:共通テスト~国公立2次試験・難関私大、早慶レベル

 

 

③:速読英単語 必修編

 

速読英単語は、文章を読みながら新出単語を学習することができます。

ストーリーがあるため、記憶に残りやすい点が特徴です。

また文章の中に新出単語が出てくるため、使い方を一緒に学べるところが良い点です。

リスニングもしやすいため、単語学習を多読・多聴に繋げることができます。

 

語彙数:1900語

対応レベル:共通テスト~国公立2次試験・難関私大レベル

 

 

④:LEAP

 

LEAPでは、1,935の英単語が

・writingやspeakingで「使いこなせる」ようにするActive Vocabulary

・readingやlisteningで「意味がわかる」ようにするPassive Vocabulary

に分類されて掲載されています。

単語がジャンルごとにまとまっている点でも、とても使いやすいです。

アウトプットすることの重要性が増していることから、注目度が高まっている一冊です。

 

語彙数:1935語

対応レベル:共通テスト~国公立2次試験・難関私大レベル

 

 

【中級】実力を伸ばす二冊目

⑤:DUO 3.0

 

数多くのYoutuberなども紹介している有名な一冊です。

例文を覚えながら新出単語を効率よく覚えていくことができる点が最大の特徴です。

辞書並みに詳しい解説があり、同意語や反意語も充実しています。

ただしある程度の単語力があり、文法的にも理解が深まっていないと取り掛かりづらいため、1冊目としては不向きです。

 

語彙数:1600 + 熟語100

対応レベル:共通テスト~国公立2次試験・難関私大

 

 

⑥:鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁

 

単語数、情報量の多さNo1の一冊です。

イラスト付きでの解説があるため、単語学習を「暗記」から「理解」に落とし込むことができます。

言い換え表現や受験生が抑えておきたい表現を網羅しており、東大に限らず、早慶上智を目指す生徒は取り扱っておきたい一冊です。

ただし、高3から始めるには少し荷が重いため、遅くとも高2の秋ごろには取り掛かりたいところです。

 

語彙数:3196語 + 熟語1053語

対応レベル:共通テスト~国公立2次試験・難関私大、早慶レベル

 

 

⑦:速読英単語 上級編

 


上記の速読英単語 必修編と同様に、英文を読解することを通して新出単語を身に付けていきます。

取り扱っている英文も、様々なジャンルをバランスよく網羅しており、より内容が深いため、早慶上智レベルを目指す生徒は取り掛かりたい一冊です。

 

単語数:1255語

対応レベル:最難関国立・私立

 

 

【上級】単語マスターへ向けての3冊目

 

正直ほとんどの生徒にとっては、上記の2冊の組み合わせで十分です。

あくまで3冊目は、最難関の国際系学部を目指す生徒や、入試に限らず、英語力を限りなく高めていきたい生徒向けです。

そうした生徒に3冊目としておすすめなのは、英検1級の単語帳です。

 

TOEICの単語帳などもありますが、一番バランスが取れているのは英検1級のように思います。

 

⑧:旺文社 英検1級 でる順パス単

 

英検単語帳の中でド定番の一冊です。

出る順でまとまっており、取り扱いやすさは申し分ありません。

 

⑨:キクタン 英検1級

 

キクタンシリーズは、英単語をリスニングしながら覚えていきたい方におすすめの単語帳です。

英検1級レベルの難しい単語だからこそ発音が分からない単語が多く出てくるため、音を掴みながら進めていけるキクタンは効率が良いです。

単語帳を開かずとも、混んでいる電車の中やお風呂の中などでも単語学習が出来てしまうのが良い点です。

 

 

自分に合った単語帳を見つけて使い込んでいこう

 

この記事では、受験を控えている高校生におすすめの単語帳をレベル別でご紹介しました。

単語力は繰り返し単語帳を使っていくことで徐々に定着していきます。

一度これを使うと決めたら、ボロボロになるまで使い込んでいきましょう。

受験を控える皆さんの参考になれば幸いです。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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ではまた!

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