こんにちは、タカヒロです。
学校で授業をしていると、一年に一度はこういった質問を受けます。
確かにingの付け方って、紛らわしいですよね。
トレーニングを英語で書いてみようとしたら、「あれ?n重ねるっけ?」といったように困った経験をしたことがある方が多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、ingを付ける際に、ingの直前を重ねる時はどんな時なのかを確認していきます。
それでは見ていきましょう。
Contents
ingの直前を重ねる時はどんな時か
ingの直前を重ねるのは、以下の2つの場合です。
① 単音節で、語尾が「短母音+子音」
② 複音節で、語尾が「アクセントのある短母音+子音」
なんだか難しいそうですが、一つ一つ丁寧に見ていきます。
音節とは、ひとまとまりの音として認識されて発音される単位です。
例えば、run、swimは1音節なので単音節、begin、listenはbe-gin、lis-tenと分かれて2音節あるので複音節です。
母音とは、簡単にいうと、スペルでいうa,i,u,e,oに当たります。
子音とは、母音以外の音のことです。
2つの規則を順番に見ていきましょう。
① 単音節で、語尾が「短母音+子音」
runやswimはこの規則に該当する代表例です。
それぞれ最後の文字を重ねてingを付けます。
run → running , swim → swimming
このほかにも、
などが挙げられます。
② 複音節で語尾が「アクセントのある短母音+子音」
beginを例にとると、be-ginと分かれるため複音節です。
さらに語尾のginの方にアクセントがあります。
よって、beginningのいうふうに最後の文字を重ねてingとなります。
一方listenをみてみると、lis-tenと分かれるため、同じく複音節です。
しかし、前方のlisにアクセントがあります。
よって語尾が「アクセントのある短母音+子音」には該当しないため、最後の文字は重ねずにlisteningが正しい形となります。
この規則に該当する動詞は他にも、
などが挙げられます。
※重ねる動詞は短母音を使うので、カタカナにしてみた時に、小さい「ッ」が入るかどうかも判断材料になります。
cut (カット)、put(プット)、forget(フォゲット)、submit(サブミット)のように小さい「ッ」が入る場合は重ねる動詞です。
ローマ字で考えても、例えばHokkaidoのように、「ッ」を「kk」というように重ねて表記しています。
重ねることで、「ホーカイドウ」じゃなくて、短母音で「ホッカイドウ」と読むんだよ、と知らせているわけです。
紛らわしいけれど、重ねない動詞
一見紛らわしいけれど、重ねない動詞もまとめて確認してみましょう。
理由と一緒に確認をすると、暗記しなくて済みますね!
listening (lisにアクセントがあるため) 、visiting (viにアクセントがあるため)
opening (oにアクセントがあるため)、limiting (liにアクセントがあるため)
cleaning (eaが短母音ではないため)、sleeping (eeが短母音ではないため)
training (aiが短母音ではないため)
覚えておくべき例外
それは「語尾がh,w,x,yの時は重ねない」ということです。
enjoyはenjoying、 allowはallowing、relaxはrelaxingでOKです。
なぜかと言うと、
スペルでなく音で考えてみると、
―h 〔h〕の音で終わる語がそもそもほとんど存在しない
-w 〔u〕という母音で終わる
-x 〔ks〕という2つの子音がある
-y 〔i〕という母音で終わる
となるからです。
カタカナにしてみても、enjoyは「エンジョイ」ですから、母音で終わっていますよね。
結果的に「短母音+子音」には該当しないわけです。
まとめ
まとめると、
ingを重ねる場合は
・単音節で、語尾が「短母音+子音」
ex) running, swimming, putting
・複音節で語尾が「アクセントのある短母音+子音」
ex) beginning, forgetting, admitting
※例外 「語尾がh,w,x,yの時」
ex) enjoy, allow, relax
となります。
そんな公式っぽいものは面倒だ、という方は、
もっとシンプルに「短母音、後ろにアクセント、語尾がh,w,x,y以外」
これだけ頭に残しておけばOKです!
英語学習を頑張る方への何かのヒントになれば幸いです。
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最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた!