こんにちは、タカヒロです。
そうした疑問にお応えします。
中学英語の授業で洋楽を取り上げることは英語に対する興味喚起につながりますよね!
しかし意外と選曲が難しい所です…。
どんな歌が生徒には人気があり、かつ歌いやすいのでしょうか。
この記事では、私がこれまでに現場で実際に行ってきた曲から、おすすめのものをまとめてご紹介します。
また、曲選びのポイントや授業での活用方法もご紹介します。
この記事の内容
・英語の授業で使える歌のリスト
・曲選びのポイント
・授業での活用方法
筆者の経歴
・公立中学 教諭6年
・県立高校 教諭2年
・私立大学 講師2年目
英語の授業で使える歌のリスト
それでは学年別でご紹介します。
【易】は簡単に取り組めるもの、【難】は難易度が高くチャレンジ曲となるものです。
(若いなりに作っていたものなので、クオリティについてはご了承ください…。)
中一
Twinkle Twinkle Little Star 【易】
「きらきら星」として、みんなが知っている音程ですね!
一番初めは日本語では全員が歌えるような童謡が取っ付きやすいです!
Country road 【易】
映画「耳をすませば」でお馴染みの曲です。
ゆったりしていて歌いやすいです。
Hallo Goodbye - Beatles 【易】
ビートルズにも触れさせたいですね!
繰り返しが多いので歌いやすいです。
Let It Go
少し早いですが、生徒は音程を知っているため練習すればすぐ歌えるようになります。
サビは全員で楽しめて盛り上がります!
A Whole New World
アラジンの曲です。
男女でパートを分けると面白いですね!
Twelve days of Christmas 【易】
クリスマスシーズンに歌いたい曲です。
セリフが長くなっていって楽しめます!
>>Twelve days of Christmas PDF
中二
Just The Way You Are - Bruno Mars
ブルーノマーズの代表曲です。
「歌えると格好いいぞ」と伝えると男子が燃えます。
Best Song Ever - One Direction
One Directionはテンポやノリが良いので取り入れやすいです。
Best song everは特にテンポが程よく、ノリのいい曲で盛り上がります。
Fight Song - Rachel Platten
少しバラード気味ですが、歌詞が凄くいいのでお勧めです。
I Want You Back - The Jackson 5 【難】
少しテンポが速く、音程が高いので【難】としました。
最近韓国グループのtwiceがカバーして話題になりました。
I Was Born To Love You - Queen
Queenの曲も何か取り扱えると良いですよね。
PVを映しながら歌えると迫力が◎。
Dragon Night ( English Ver.) - SEKAI NO OWARI
日本語ではお馴染みの曲なので、元から音程を知ってる子が多いです。
「英語の方がカッコいい!」と好評でした。
中三
Stand Out Fit In - ONE OK ROCK
最近熱烈なファンが多いので喜ばれます。
歌詞やメッセージ性もとても良いです。
I Want It That Way - Back Street Boys 【易】
テンポがゆっくり目で歌いやすいです。
Back Street Boysを取り上げると、保護者から好評です笑。
Call Me Maybe - Carly Rae Jepsen 【難】
ノリがいい曲ですが、ちょっと早いです。
Try Everything - Shakira
ズートピアの主題歌です。歌詞も◎。
Taste The Feeling - Avicii & Conrad Sewell
コーラのCMで掛かっていた曲です。
曲選びで気を付けていたこと
曲選びの際に重要なこととしては、
・生徒の半分くらいは耳にしたことのある曲で、歌えるようになりたいと思えること
・ノリが良く、かつテンポが速すぎないこと
・歌詞に過激な意味が含まれていないこと
が挙げられます。
まず毎時間の活動として繰り返し行っていくので、「生徒の半分くらいは耳にしたことのある曲で、歌えるようになりたいと思えること」が第一条件です。
やはりドラマやCMで取り上げられている曲には関心が高いです。
次に「ノリが良く、かつテンポが速すぎないこと。」ここが難しい所です。
歌い終わった後にそのままの流れで授業に入っていきたいので、バラード感の強い曲は避けましょう。
そして「歌詞に過激な意味が含まれていないこと」を確認しましょう。
生徒が興味を持っている歌手でも、授業の一環としては取り上げづらい場合があるので要確認です。
授業での活用方法
歌をどのように取り扱うか
英語の授業で歌を取り入れることには、賛成派と反対派で分かれるかと思いますが、私は積極的に歌を取り入れていました。
評価に含めたり、定期テストに出題したりはしませんでした。
洋楽がきっかけで英語好きになる子もいるし、堅いこと言わず、楽しめればいいじゃないか、と思う派の一人です。
発音の指導なども、多少はしますが細かくはしません。あくまで興味喚起として取り扱っていました。
いつものパターンは、
・号令で挨拶をしたらすぐ音楽をかけて、前時で行った箇所まで歌う
・その日の新しい一節を2、3回練習する
いった具合です。
毎時間5分程をかけていました。
生徒の定着率の頃合いを見て、たいだい約一ヵ月ごとに新曲へと切り変えていました。
スクリーンを活用する
歌詞カードは配りましたが、私の学校ではプロジェクターが使えたので、スクリーンに歌詞を映し出して、それを元に歌っていました。
You tubeに歌詞付きの歌は多く上がっていますね。
Bluetoothスピーカーを活用する
プロジェクターが使えない場合は、スマホに音楽をダウンロードしておいて、Bluetoothスピーカーで流すのがおススメです。
私は過去に以下のモデルを使っていました。
普段使いするのであまり高価なものはいりませんが、安すぎるものだと音量が小さい可能性があるので注意が必要です。
クラスに40人生徒がいて、それぞれが歌っていても聞こえる音量が必要です。
授業に歌を取り入れよう!
洋楽授業に取り入れて、
「ブルーノマーズこの前カラオケでみんなで歌いました!」
「せんせー、次の歌なんですか?〇〇にして下さい!」
「洋楽良いですね、凄く聴くようになりました。」などと生徒から言われると嬉しくなります。
教員が授業で出来ることには限りがありますが、授業を通して「きっかけ」を与えることはいくらでもできると思います。
そのきっかけのうちの何かが生徒に引っ掛かって、生徒が自分からやってみようとか、興味を持つようになったら万々歳だと思います。
是非、ご自身の思う形で授業に歌を取り入れてみて下さいね!
こちらの記事では、英語の授業作りに役立つ情報をまとめています。ぜひ是非合わせてご覧ください。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
ではまた!