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【イギリス大学院留学】純ジャパ生の英語力はどのように伸びていくか

2020年5月15日

こんにちは、タカヒロです。

留学に関して最も気になることが、どれくらいのスピードで英語が伸びていくのか、ということだと思います。

純ジャパ人間が留学した場合、どれくらいの留学期間で英語のレベルはどのように伸びていくのでしょうか。

 

この記事ではこれから留学を控えている方へ向け、筆者の体験をお伝えしたいと思います。

また後半では、留学期間を効果的に過ごすために大切なことをまとめました。

 

始めに、留学時のスペックと留学時期の紹介です。

 

留学時のスペック

英検準一級、IELTS overall 6.5、 留学経験(大学3年時に語学学校に2か月)、英語教員歴5年

 

留学時期

教員を休職して2017年7月末に渡英。
pre-sessional コースを経て、9月にブライトン大学 MA TESOLに進学。
無事に修了し2018年10月に職場に復帰。

 

これまでにほぼ日本の教育しか受けてこなかった純ジャパの人間が、海外大学院へ進学するとこんな感じ、というひとつの参考指針になればと思います!

 

【イギリス大学院留学】純ジャパ生の英語力はどのように伸びていくか

留学期間と英語レベルの目安

【1~3か月】 英語ネイティブでない人との日常会話が可能なレベル

最初の一ヵ月は環境に慣れることに大変で、英語力が付いてきたと実感し始めたのは1ヵ月が経った時くらいでした。

Pre-sessional コースという大学院準備コースを受けていたため、最初の1か月は同じ大学の大学院を目指すアジア人と共に勉強しました。

Pre-sessionalコースのスタート時は中国人やタイ人に話す力で圧倒的に引けを取っていました。文法問題、読解問題にはそこそこ強いけれども、うまく話せない、聞けないという典型的な日本人らしさを露呈しました。

この時期は授業後もアジア人のクラスメイトと遊びに行ったり、ご飯を食べに行ったり、ジムに行ったりして、ひたすら英語を自分なりに使いました。

留学が始まって2週間後にラーメン屋でアルバイトを始めましたが(これは多分異例)、厨房で飛び交うイギリス人の英語は完全にちんぷんかんぷん状態でした。

1ヵ月後のコース終了時は、10人クラスで2番目の成績でした。英語ネイティブでない人とであればまあまあ対応できるなと実感しました。

 

この時期のTips!

始めのうちはアジア出身の留学生と多く知り合うことをおすすめします!

同じように英語を外国語として学ぶ友達と話すことで、簡単な英語がスムーズに出てくるようにしていくことが良いと思います。

同じアジア出身の友達と話すと、お互いに使っているボキャブラリーが似てますし、文法も基本的なものを使うので、英語が聞き取りやすいです。

英語に慣れていく期間には最適の相手かもしれません。

ただし、相手が間違った英語を話すこともあるし、こちらが間違った英語を使っても直してくれない、というデメリットがあります。

 

【5か月~半年】  英語ネイティブと日常会話なら可能レベル

2か月目に大学院がスタートしましたが、アジア人に英語が通用した、という自信はどこへやら。

まず大学院のウェルカムパーティーで、あまりの自分の出来なさに泣きたくなりました。

イギリス人や欧米人が話すところに割って入ることは全くできませんでした。

話しかけられて、ようやく一言二言返すのがやっと、というレベルです。

 

このままではほんとにまずいと危機感を持ち、必死に勉強をしました。

それでもディスカッションが中心の授業では、必死に予習をして予め書き留めておいたノートから少し意見を述べることがやっとでした。

授業が終わる度に言いたいことが言えず、理解があいまいな所も多く、モヤモヤする時期が長く続きました。

 

それでも、授業後はなるべく欧米人と出掛けたりするようにして、半年くらい経った時には日常会話なら対応できるというレベルになりました。

アルバイト先のラーメン屋でもホールを担当し、現地のお客さんにそれなりに対応していたことも少しずつ自信になっていきました。

 

この時期のTips!

英語ネイティブとの日常会話を楽しむためには、まずリスニング力がある程度身についている必要があります。

英語を話す速度はアジア人と比べたら断然速くなり、語彙数も増えます。多少のスラングやイディオムも覚えていく必要があります。

英語が聞き取れない際に聞き返すことは出来ますが、会話のたびに聞き返していたらスムーズなコミュニケーションは取れません。

留学が始まったら、隙間時間もリスニングに時間を割いて、リスニング力をアップしておきましょう。

留学後アジア人との英語のやりとりに慣れたタイミングで、どんどん英語ネイティブの友達とやりとりする時間も増やしていきましょう。

半年くらいすれば、日常会話を楽しむレベルにはなれるばずです。

 

【9~12か月】  教授と対等に卒論のディスカッションができるレベル

かなり苦しかった授業にも徐々に慣れていって、グループで話した内容を代表して全体で発表したりできるようになっていきました。

コースも終盤になってくると、卒論制作に向け、担当教授(スーパーバイザー)と話し合いを重ねていくことになります。

自身で決めたトピックに関して、深いところまで一対一で議論していくことになりますから、話し合いを重ねるたびに、「あ、結構英語で言いたいこと言えてるじゃん、」と英語の伸びを実感しました。

この時期にはアルバイト先のイギリス人とも一緒に暮らしていたので、英語ネイティブと話すこともある程度自然に出来ていたかなと思います。

強いて言えば、一対一で話すことは問題ないけれども、イギリス人同士がスラングでパラパラっと話したことには対応出来ませんでした。(これは今でも出来ません。)

 

この時期のTips!

ニュースや論文を数多く読み、幅広いボキャブラリーを手にしましょう!

ワーホリなど接客アルバイトで英語を使う分には、使う英語のテンプレートが身に付けばある程度対応できますが、ビジネスやディスカッションで英語を使っていくとなると、より幅広いボキャブラリーやどんな年齢層にも対応できる表現力が必要になってきます。

英語を一発で聞き取って理解し、応答することが求められます。

そのためには英語ネイティブとの日常会話にも慣れた上で、政治経済や環境問題など難しいトピックにも対応できるように、ニュースや論文を読んで自分の意見をしっかり言えるようにしておく方が良いです。

 

留学する上での留意点

環境が全てを決める!

自分の経験を振り返って、留学期間と英語レベルの目安を書いてみましたが、英語力が伸びるか否かは、環境が全てを決めます!

留学が始まったからと言って、日本語が簡単に使える環境に浸ってしまうと、一向に英語力は伸びません。

留学すると決意した人であれば、その辺りは意識していることだと思いますが、留学先にはだいたい日本人はいるので、どういった付き合い方をしていけば良いのかは考えなければいけません。

日本語を使いすぎた、もしくは英語を話さず閉じこもってしまったために、英語が伸びない。逆に英語をガンガン使っていたから予想以上に早く英語が伸びる、という個人差が出るのは、どうような環境で生活しているかによる影響が大きいです。

 

話をするパートナーをいち早く作る!

クラスメイトでも、フラットメイトでも、アプリで知り合うでも、いち早くガンガン英語を使って話が出来るパートナーを見つけた方が良いです。

外国人とお付き合いをすることで英語力が伸びるということも事実だと思います。

とにかく英語を気軽に、日常的に使う場面を作り、英語を鍛えていく上でのスパーリングパートナーをいち早く見つけましょう。

 

日本語は適度に使ってもOK!ストレスを溜めない!

一つ目の留意点と矛盾してしまうようですが、純ジャパ生がいきなり日本語をゼロにしてしまうことは逆にストレスが溜まってしまい良くないと思います。

適度に日本語で言いたいことを言うということも大切です。

日本語が使える環境というのも、留学で困った時の精神的な支えになってくれます。

私の場合は「大学は英語オンリー。アルバイト先は日本語と英語が半々」という環境で、特にストレスは感じず、心地よい生活を送ることができました。

また、英語が出来なくて嫌気がさしてきた時には「英語ができれば良いわけではない。逆に英語が出来ないからダメということでもない!自分は日本語+αに言語を学ぼうとしているのだ!!」と自分に言い聞かせることも良いと思います。

 

まとめ

留学を終えてみると、「ああ、あの時~していれば良かった。」「ああしていればもっと英語伸びたかも」というような想いは出てきます。

留学を考えられている皆さんは、是非、自分はどのような環境で勉強したいのかを事前に考えてみて下さい。

一人でも多くの日本人が素敵な留学ライフを送ることを願っています!

 

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最後までお読みいただきありがとうございました!

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