こんにちは、タカヒロです。
「ifを基本的に使う」ということは分かっていても、細かいところ、案外忘れていませんか?
この記事では、
①仮定法とは何なのか
②仮定法過去と仮定法過去完了の違い
について、コンパクトに分かりやすく解説していきます!
それではどうぞ!
仮定法過去・仮定法過去完了の違いを簡潔に分かりやすく解説
仮定法って何?
まず 「if」を用いた文にも、仮定法と、直接法があります。
日本語で考えてみましょう。
次の文は仮定法でしょうか?
実はこの文は仮定法ではありません。
上の文の場合では、実際に明日晴れる可能性がありますよね?
晴れるかもしれないし、晴れないかもしれない。
分からないけど、もし晴れたら海行こうよ。という意味合いです。
このように、現実に起こる可能性があることを、「もし~ならば」と表す場合は、直接法と言います。
直接法では、if節内は現在形を使います。
よって、上の文を英語にすると、
といったようになります。
では仮定法とは何か。
仮定法は、
現実とは異なること、実際には起こりえないことを想像して表現するときに使います。
具体例で理解しましょう。
次の文は仮定法でしょうか、直接法でしょうか。
① もし君がサッカー好きなら、このチケットあげるよ。
② もし犬と話が出来たら楽しいのに。
③ もし明日時間があれば、映画行かない?
④ もしおれがお前なら、間違いなく想いを伝えるなあ!
①と③が直接法、②と④が仮定法になります。
実際には②のように犬と話をすることは出来ませんし、④のようにおれがお前になることはありません。架空の話をしていますね。
ここまでをまとめると、
となります。
以上が、仮定法と直接法の区別についてです。
【仮定法過去】
仮定法過去では、過去形を使いますが、訳は現在形で「もし~なら、・・・なのに」です。
形は
となります。
また、if節内のbe動詞は、主語に関わらずwereを使います。
※口語表現ではwasを用いる場合もあります。
日本語訳は現在形、if節の形は過去形とズレるので注意しましょう。
続いて【仮定法過去完了】です。
【仮定法過去完了】
仮定法過去完了では、過去の事実に対して、「もし~だったなら、・・・だったのに。」と後悔のような伝え方をすることが出来ます。
形は
です。
日本語訳は過去、if節の形は過去完了形とズレることを頭に置いておきましょう。
確認問題
最後に、問題で確認してみましょう!
(1) He probably wouldn’t act that way if he ( ) in Japan.
① is ② were ③ would be ④ can be (明治大)
(2) If I ( ) harder, I could have played the violin better.
① practice ② have practiced ③ will practice ④ had practiced (日本大)
≪正解≫
(1) 主節のwouldn't を見て、仮定法過去だ、と判断。
if節内では主語が何だろうがbe動詞はwereを使うので、②wereが正解。
(2) 主節のcould have playedを見て、仮定法過去完了だ、と判断。
if節内はhad +過去分詞なので、④had practicedが正解。
仮定法のポイントをまとめると、以下のようになります。
まだまだ仮定法は奥が深いですが、まずはこの基本を抑えてガンガン仮定法を使ってみましょう!
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