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英文読解のコツを掴もう!(カッコを付けて分解しよう)

2020年7月28日

こんにちは、タカヒロです。

 

よく生徒から

 

「せんせー、英文読解のコツって何かないですかー?」

 

と質問を受けます。

(テクニックを求めるより、まずはもがきながら量をこなすべきだぞー。)

と言いたいところですが、知っておいた方が良いこともあります。

 

ということで、この記事では英文読解をする上でのコツをご紹介していきます。

 

ひょっとしたら学校や予備校で似たようなことをやっているかもしれませんが、少しでも参考になれば幸いです。

それではどうぞ!

 

英文読解のコツを掴もう!(カッコを付けて分解しよう)

3種類のカッコを付けていく

 

コツと言っても、やっていくことは至ってシンプルです。

 

3種類のカッコを付けて英文を分解していく。

 

これだけです。

 

長い文章で読解が難しくても、3種類のカッコで英文を分解していくことができれば、大筋は読解ができるかと思います。

 

例えば、

Shinkansen train stays at the platform for 12 minutes.

Excluding the time it takes passengers to get on/off the train, only seven minutes remain.

この二文目、ちょっと「んん?」となるかもしれません。

 

そこで、

とすると、読解しやすくなりますね!

 

この文の詳しい解説は最後に回すとして、まずは、3種類のカッコの意味を見てみましょう。

 

3種類のカッコの意味と使い方

 

3種類のカッコの意味は以下の通りです。

 

①〔     〕 → 名詞句、名詞節
②(     ) → 形容詞句、形容詞節
③<     > → 副詞句、副詞節

 

一つずつポイントを見ていきます。

 

①〔     〕 → 名詞句、名詞節

名詞句や名詞節のカタマリは〔     〕でくくってみましょう。

Being a professional in a wheelchair sport involves many challenges.

よく出てくるのが、このように動名詞が主語になっている場合です。

 

このように〔   〕でくくって、主語を明確にすると理解しやすくなります。

また、I think that~、It is … that~などのthat節も名詞節となります。

 

Many Japanese people think it natural that they keep the places around them clean.

 

この文は、

このように〔    〕でくくってみましょう。

 

ちなみにこの場合のitは形式目的語といって、that以降の内容を指しています。

〔   〕でくくることで、itの指す内容が明確になりますね!

 

②(     ) → 形容詞句、形容詞節

形容詞句、形容詞節のカタマリは(    )でくくってみましょう。

形容詞は基本的に名詞を修飾するので、直前に形容詞句/節が詳しく説明している名詞があります。

中でも抑えておきたいのは、やはり関係代名詞です。

 

The person who was standing in front of me was my teacher!

この文では

 

( who was standing in front of me)がThe personを修飾しています。

「(私の前に立っていた)人は」ですね。

その人は~と訳し出してしまったら、読解が出来ません。

ちなみにこのThe personのように、修飾される名詞は先行詞と言われます。

 

関係代名詞は非常によく出てきますし、目的格の場合は省略されていることも多いので、(     )を付けることによって、どこからどこまでが先行詞を修飾しているのかを明確にしましょう!

 

③<     > → 副詞句、副詞節

最後に副詞句/節のカタマリは<    >でくくってみましょう。

基本的には <前置詞+~>、<接続詞+~>、<分詞構文+~>を抑えておきましょう。

 

As soon as the last passenger gets off the train, they go into each car and begin cleaning.

 

この文は、As soon asが接続詞として二つの文を繋げているので、

 

と2つの文を分解して、繋がり方を明確にしましょう。

 

 

まとめ:読解に困った英文は分解してみよう!

 

このように3種類のカッコを付けていくことで、難解な英文も理解しやすくなるかと思います。

 

始めの例文に戻ってみると、

 

< Excluding ~   >, は分詞構文による副詞節

( it takes passengers to get on/off the train )はthe timeを修飾する形容詞節

〔 only seven minutes 〕3語からなる名詞句、となります。

 

全ての英文をこのように分解するのではなく、気になった英文、読解に困った英文だけにやってみるのがおススメです。

全ての英文にやってしまうと、カッコを付けることが目的になってしまって、本文の内容を理解することが疎かになってしまうかもしれないためです。

 

ちなみに、このカッコ付けに慣れてくると、こんなパズルみたいな英文も読解できますね!

 

I think that that that that that boy wrote was wrong.

 

thatが5連続で不気味ですが、

 

という意味で捉えられます。面白いですね!

英文を読解する際に少しでも参考になれば幸いです!

 

こちらの記事では、高校文法でつまずき易いポイントを解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた!

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