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こんにちは、タカヒロです。
そうしたお悩みに応えます!
この記事の内容
・社会人の「英語の勉強の仕方が分からない」を解決するおすすめ勉強法5選
・始めからやってはいけない勉強法3選
筆者の経歴
・中高教員8年
・イギリス大学院でMA TESOL(英語教授法 修士)修得
・私立大学、高校で英語講師
僕は中学生になって英語を学び始めた純ジャパ人間で、これまで試行錯誤しながら英語を学習してきました。
初めから英語が得意というわけではありませんでしたが、英語がある程度使えるようになってから人生は好転してきました!
英語は正しい方法で一定の努力を続けていけば、誰でも上達させていくことができます。
この記事を読んで、改めて自分の英語学習を見つめ返していきましょう!
社会人の「英語の勉強の仕方が分からない」を解決するおすすめ勉強法5選
英語の勉強の仕方が分からない場合におすすめの勉強法は以下の5つです。
①単語は音と文字を一緒に覚える
②中学文法を復習する
③日記を書く
④リスニングは原稿を確認して、シャドーイングする
⑤自分より英語が出来る人の学び方を真似る
順番に見ていきましょう!
① 単語は音と文字を一緒に覚える
単語は音と文字をセットで覚えるようにしましょう。
新しく単語を覚えていく際、単語帳などを用いて、「英語と日本語をじっと眺める」という方法を取る方は多いですよね。
悪いことではありませんが、眺めるだけで終わってしまって「どう発音するのか」を把握していなければ、「活用できる知識」にはなっていきません。
眺めて「目」のみから情報を入れるより、眺めながら読んでみて「目と耳」で情報を入れるようにすることで、忘れにくい知識となっていきます。
自分が発音できない単語は、もちろん話す中で使うことは出来ませんし、リスニングで聞き取ることも難しいです。
単語帳を活用しよう!
単語を覚えていく際には、単語帳を使うことがおすすめです。
単語帳を使うことで、体系的に、効率よく大量の単語に触れることができます。
単語帳は音声が活用しやすそうなものを選びましょう。
単語を聞きながら、「目と耳」でしっかり情報を入れていくことができます。
個人的には「キクタン」がおすすめです。
初心者の方には「キクタン【entry】」
初中級者の方には「キクタン【basic】」がおすすめです。
忘れることは自然なこと
単語を覚えていく際には、「忘れることを前提」として考えましょう。
「単語帳を使っても、すぐ忘れてしまう…。」という意見を良く聞きますが、新しく覚えた単語を忘れてしまうことはごく自然なことです。
新しい情報は「短期記憶」に一時保存され、時間が経つと忘却されてしまうからです。
しかし、一度忘れてしまっても、繰り返し同じ単語に触れていくことで、長期記憶に移行させることができます。
記憶もそれと似ており、「繰り返し同じ情報に触れること」で記憶を長期記憶の領域へ移行することができるとされています。
完全に忘れてしまう前に復習して、同じ情報に触れるようにすることがポイントです。
辛抱強く、繰り返し学習していきましょう!
好きなことからも単語を学ぼう!
また、単語帳の他にも、洋楽や海外ドラマなど、自分の好きなもの、興味のあるものから単語を学ぶことも有効です。
自分の興味のあるものと英語の勉強を結び付けることで、モチベーションを維持することにも繋がります。
・お気に入りの洋楽の歌詞を書き出し、知らない単語を調べてみる
・ドラマの一部を切り取り、英語字幕を見ながら意味を調べてみる
そういった方法も交えて、多面的に単語を学習していきましょう。
単語帳だけではなく、好きなことで英語を学びましょう!
② 中学文法を復習する
中学文法は、英語を使う上での最低限のルールとなります。
しかし、中学文法が理解できていれば、日常会話の8割は表現することができると言われています。
一つのテキストをやり込もう!
ありがたいことに、本屋さんへ行くと山ほど英語のテキストが並んでいます。
目移りして「あれも気になる、これも気になる」となってしまいがちになりますが、どれか一つに決めて、とことんやり込みましょう。
中学文法のテキストでは「何をやるか」よりも「どれくらいやり込むか」の方が重要です。
おすすめはこちらの二冊です。
「中学英語をひとつひとつ分かりやすく」は解説が丁寧で、演習問題も充実しているため、積極的な学習がしやすいです。
それぞれの項目でサポート動画もあり、理解しやすいです。
「English for Everyone」は洋書になりますが、英語ネイティブが使うニュアンスを学ぶことができます。
イラストが充実していて、視覚的にも楽しいテキストです。
③ 日記を書く
日記を書くことで、英語と日常を結び付けることができます。
英語の勉強を続けていくためには、「どれだけ日常に英語を忍び込ませるか」という視点が重要になります。
「卓上の教科」としてではなく、「生きている言語」として英語を学ぶ上で、英語で日記を書くことはうってつけの手段となります。
小難しいことを書く必要はなく、日常的に言っていることを少し英語で書いてみることが非常に勉強になります。
「毎日2、3文、その日の出来事を感情とともに英語にしてみる」といったように取り組んでみましょう。
自分は一日の内にどんなことを日本語で話しているのかを振り返ってみると、
「意外と同じような言葉を使いまわしているな…。」と気が付きます。
英語も同じで、無限に単語があるように感じられがちですが、実は日常的に使っている単語や表現は限られています。
そうした感覚も、日記を書いてみることで掴めてきます。
また、日記を書くことは「表現の能力」を目に見える形で保存していくことでもあります。
書き溜めていった日記をふとした時に読み返してみると、自分の表現力が伸びていることを実感することができます。
自分の成長を具体的に感じることができて、モチベーションにも繋がりますね!
より詳しい英語日記の書き方はこちらの記事にありますので、興味のある方は是非ご覧下さい。
④ リスニングは原稿を確認して、シャドーイングする
英語を勉強していく上で、リスニングの練習も欠かせません。
英語でコミュニケーションをとる際、相手が何と言っているのかを聞き取れなければ、何と話して良いのかも分かりません。
しかし、リスニングに苦手意識を持っている方は多いように思います。
リスニング力を伸ばしていくコツは、「原稿を確認して、シャドーイングしてみる」ということです。
どんなリスニングの問題集を使っても、「問題に取り組んで丸付けをして終わり」では決してリスニングの力は伸びていきません。
まずは、自分はどこが聞き取れていなかったのかを原稿を見て確認する必要があります。その時点で、ほぼ単語が分からないという状態であれば、テキストのレベルを落とす必要があります。
次に、原稿を見て「単語は分かるけれど、音の繋がりによって分からなかった」という状態であれば、原稿を見ながらシャドーイング、音読の練習をしましょう。
シャドーイングや音読を繰り返し、ある程度すらすら言えるようになってきたら、仕上げに再度リスニングをしましょう。
すると、始めに聞いた時より、少しゆっくりに聞こえたり、はっきりと聞こえるはずです。
その感覚を掴みながらリスニングをしていくことが重要です。
意味を理解したうえで、音の繋がりを捉えられて初めて、リスニング力は向上していきます。
シャドーイングの仕方について詳しくは、こちらの記事を参考にされて下さい。
⑤ 自分より英語が出来る人の学び方を真似る
極論、英語の勉強の仕方は人に寄ります。
100人いれば、100通りの学び方があります。
一人一人の学習スタイルや学習の目的が違うためです。
とはいえ、自分よりも英語が出来る人の学び方を真似ることで、悩みを解決出来たり、自分の学習方法を改善したりすることができます。
様々な学習方法を知って参考にしながら学習を積み重ねていくことで、自分に合った学習方法を追求していくことができます。
・自分よりも英語ができる友人、家族
・学校の先生、先輩
・英語学習系のYoutuber
などから、勉強の仕方をどんどん吸収していきましょう。
ポイントは「第二言語として英語を学んでいった方」という点です。
帰国子女の方や英語ネイティブの方からは、実用的な表現を学ぶことは出来ます。
しかし、「英語の学び方」を学ぶには、第二言語として英語を学んでいった方のほうが望ましいです。
英語コーチを付けるのもあり
英語コーチを付けることも有効な手段です。
費用は掛かりますが、プロのコーチに勉強法を効率よくアドバイスしてもらいながら、一生涯使える勉強法が身に付きます。
こちらの記事で初心者の方にもおすすめのサービスをまとめていますので、ぜひご覧ください。
英語の勉強の仕方が分からない人がやってはいけないこと
次に、英語の勉強の仕方が分からない人がやってはいけないことを見ていきましょう。
①ノートにまとめて終わってしまう
②いきなりオンライン英会話に挑む
③独学を貫こうとする
順番に見ていきます!
① ノートにまとめて終わってしまう
意外とやってしまいがちですよね。
ノートにまとめることは有効な手段ですが、ノートにまとめることが目的になってしまうと英語力は伸びでいきません。
ノートにまとめることはインプットしたことを書き留めている段階です。
書いただけで放置してしまっては、時間が経てば忘れてしまいます。
ノートを取る効力が発揮されるのは、「ノートに書いたことを復習する時」です。
ノートを見返して、学んだことを頭の中で思い出す作業をしてみましょう。
そして口に出して、子供を相手に説明するように、要点を簡潔に説明してみましょう。
そのようにノートに書き取ったことが自分の理解を踏むことで、自分の血肉になっていきます。
また、ノートに書いたことを用いて、英作文をしてみるなど、アウトプットに繋げるとさらに効果が高まります。
復習やその後の勉強に役立つ自分オリジナルのノートを作ってこそ、ノートを取る意味があります。
② いきなりオンライン英会話に挑む
英語が話せるようになりたいからといって、いきなりオンライン英会話に申し込むことには慎重になりましょう。
確かにオンライン英会話の活用は「話す量」を確保する上で非常に有効です。
しかしアウトプットをするには、ある程度インプットしていることが欠かせません。
頭に入っていない単語、知らない表現はアウトプットすることができません。
そのため、焦らずに基礎単語(目安4000語)と中学文法をある程度網羅してから、オンライン英会話に挑戦した方が効率的です。
自分がどれくらい話せるのか確認したいという場合は、
有名どころの
といったサービスの無料体験を利用して確認してみましょう。
「あ、まだまだアウトプットできないな。」と感じたら、焦らず
・インプット量を増やす
・英語日記で一人アウトプットする割合を増やす
という段階を踏みましょう。
オンライン英会話を本格的に利用するのは、基礎単語、基礎文法がある程度身についてからがスムーズです。
③ 独学を貫こうとする
最後に、「独学を貫こうとすること」です。「英語 独学」といった書籍やブログ記事が沢山あります。
その言葉につられて、いきなり独学を貫こうとすることは少々危険です。
英語を独学で勉強されていったと謳う方々には、「様々な勉強法を試行錯誤していった結果、自分なりの独学が出来上がっていった」というプロセスがあります。
「自分はこのやり方が良いから、他のやり方は受け付けない」というスタンスとは違うわけですね。
勉強法にこれといった正解はないからこそ、かたくなに独学を貫くのではなく、柔軟に他の勉強法を受け入れて、それから自分に合うかどうかを判断していきましょう。
英語学習を効率的に続けていくためには、自分の学習方法をメタ的(客観的に)に見返すことが重要になります。
一つのやり方に固執せず、
といったサイクルを回していきましょう!
英語学習は止まらなければ必ず成果が出る!
まとめると、
英語の勉強の仕方が分からない人におすすめの勉強法は
①単語は音と一緒に覚える
②中学文法を復習する
③日記を書く
④リスニングは原稿を確認する
⑤自分より英語が出来る人の学び方を真似る
英語の勉強の仕方が分からない人がやってはいけないことは
①ノートにまとめて終わってしまう
②いきなりオンライン英会話に挑む
③独学を貫こうとする
となります!
英語学習は長距離マラソンに似ていて、止まらずに勉強を続けていけば、必ず成果が出てきます。
なるべく最短距離で成果を出していくために、この記事で紹介したことに気を付けて勉強を続けていきましょう!
こちらの記事では「英語やり直しの手順」について解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
【関連記事】【英語のやり直しは何から始める?】脱初心者へのおすすめ手順を解説
最後までご覧いただきありがとうございました!
ではまた。