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【英検1級】合格のカギを握るライティングの勉強法

2021年12月5日

こんにちは、タカヒロです。

 

英検1級のライティングで高得点を取るコツを知りたい…!

 

そうした疑問にお応えしていきます!

英検1級の一次試験において、ライティングの配点が占める割合はかなり大きいですよね。

たった1問のエッセイライティングが、全体スコアの3分の1を占めます。

そのため、ライティングが上手くいけば合格がぐっと近づき、思うように書けなければ合格は遠のいてしまいます。

 

しかし、英検1級のライティングでは、しっかりとコツを掴んで対策を積んでいくことで高得点が狙うことが可能です!

この記事では筆者の経験を元に、英検1級ライティングの勉強法を紹介していきます!

 

この記事の内容

・英検1級のライティングについて
・英検1級 ライティングの勉強法

 

筆者の経歴

・中高教員8年
・私立大学、高校の英語講師1年目
・2019年第2回で英検1級に合格(writing850点満点中827点)

 

それでは見ていきましょう!

 

英検1級のライティングについて

 

初めに英検1級のライティングについて簡単に概要を抑えていきましょう。

 

英検1級のライティングはどんな問題?

英検1級のライティングでは、

トピックに関して、3つの理由を挙げながら200-240ワードでショートエッセイを書いていくこと

が求められます。

 

例えば以下のような問題です。

TOPIC

Can individual privacy be protected in the modern world?

(英検1級 2021年第2回 問題)

 

トピックに関しては、社会問題、環境問題、テクノロジー系など、多岐にわたります。

英検1級の審査基準には「社会性の高い幅広い話題についてまとまりのある文章を書くことができる。」ということが挙げられており、

小手先のテクニックのようなスキルで対応しきることは極めて難しく、時間を掛けてライティング力を付けていく必要があります。

 

筆記試験全体は100分なので、

こうしたトピックに関して、目安25~30分程度でショートエッセイを書いていくことが求められます。

 

 

英検1級ライティングの採点は甘い?

 

英検ライティングの採点基準は以下の通りです。

 

観点(1)内容 課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が含まれているかどうか

観点(2)構成 英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか

観点(3)語彙 課題に相応しい語彙を正しく使えているか

観点(4)文法 文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか

 

これらの4つの観点でそれぞれ点数が付き、その合計がライティングの得点となります。

 

トピックは多岐にわたりますが、英検1級ライティングの採点は、そこまで厳しくないように思えます。

私はwritingの点数が850点満点で827点でしたが、実際にはそんなに込み入った文法を使ったり、難しい単語を使って書いたりしたわけではありません。

感覚的には、文法面では中学文法+αくらいでシンプルで伝わりやすい文構造を意識し、語彙面でもほぼ英検2級レベルくらいまでの単語で書いていきました。

 

これから紹介するテンプレートを意識して、トピックに関連した説得力のあるエッセイが書ければ、高得点を狙っていくことができます。

 

英検1級 ライティングの勉強法

 

それでは具体的な勉強法を紹介していきます。

 

英検1級のライティングへ向けた勉強法は以下の3つです。

 

① テンプレートを意識して書く

②【意見+具体例】のセットで書けるネタを増やしていく

③ 瞬時に書きたいことが思いつくように訓練をする

 

① テンプレートを意識して書く

エッセイの書き方はある程度決まっていて、テンプレートを意識して書くことが最重要になります。

英検1級のエッセイは

・introduction

・main body①

・main body②

・main body③

・conclusion

で構成していきます。

さらに細かく見ていくと、それぞれの構成部にトピックセンテンスが必要となります。

 

英語のエッセイではこのトピックセンテンスで言いたいことを先にズバッと伝えることが重要になります。

 

・introduction

→トピックセンテンスで自分の立場や主張を明確にする

・main body①

・main body②

・main body③

→各トピックセンテンスでそれぞれ主張に対する理由を明記する

・conclusion

→トピックセンテンスで主張を別表現で言い換える

 

conclusionは基本的にintroductionを言い換えていくことになるので、そんなに難しくありません。

 

要は、構成上

指定されたトピックに関して、瞬時に自分の立場を明確に出来るか

自分の立場をサポートする知識や意見を持っているか

 

ということがエッセイのクオリティを左右していきます。

 

まずはこうした構成のテンプレートを意識して、練習していきましょう!

 

②【意見+具体例】のセットで書けるネタを増やしていく

いくら英語が書けるようになっても、書けるネタがなければ書くことは出来ません。

英検1級のライティングはトピックが多岐に渡り、試験の場で目にしたトピックに関して、どれくらいの知識+意見を持っているかが問われます。

 

英語を書くことが堪能でも、知っている知識が少なかったり、自分の意見を持っていなければ、良いエッセイにしていくことは出来ません。

つまり、事前にどれだけ様々なトピックに関して勉強して準備してきたかが勝負になります。

 

英検1級ライティング用のノートを一冊作る

そこでおすすめの勉強法は、ノートに【意見+具体例】のセットで書けるネタをひたすらストックしていくことです。

 

やり方は以下の通りです。

①英検の過去問を見ながら、トピックに関して、まず自分の意見が言えるかを考えていく。(日本語でOK)

②その時点で知識が足りない!と感じたら、ググって検索しながら使えそうな知識をインプットしていく。

③ある程度インプット出来たら、【意見+具体例】の形で、英語でアウトプットしていく。

 

自分の意見と、その意見をサポートする具体的な情報がセットになることで、説得力のあるエッセイになっていきます。

 

ポイント

作ったノートはそのまま二次試験で使える

そうした作ったノートは、二次試験でそのまま生かすことができます。

「自分の思考と知識」をセットで書き溜めておくことで、いつでも見直すことができます。

そしてノートもとに音読練習を繰り返していくことで、咄嗟に使える知識になっていきます。

作ったノート自体がネタ帳となり、スピーチの原稿集のようなものになっていくため、とても便利です!

 

 

③瞬時に書きたいことが思いつくように訓練をする

ある程度のネタが溜まってきたら、瞬時に書きたいことが思いつくようになる訓練をしていきましょう。

英検1級のライティングでは、瞬時に自分の立場を明確にして、言いたいことを取りまとめる力が求められます。

 

瞬時に書きたいことがまとまらなければ、ライティングに時間が掛かってしまい、他のリーディング問題に落ち着いて取り組む時間がなくなってしまいます。

英文を正確に分かりやすく書くことも大切ですが、同じくらい「いかに時間を掛けずにmain bodyを3つ決めていけるか」が重要です。

トピックを見て、瞬時に自分の立場と3つの理由を言えるかを頭でシュミレーションしていきましょう。

 

その際、「ノートにストックしてあるネタをいかに組み合わせていくか」が基本になっていきます。

何度もノートを見返して、自分が試験の場で書けるネタを確認していきます。

 

もしその際に新たな意見を思いついたら、調べて知識を増やしつつ、ノートにネタを書き加えていくようにします。

 

そうすることで、ノートもどんどんバージョンアップしていきますね!

 

試験でのライティングは、料理に似ています。 

冷蔵庫に食材が入っていなければ、どんなに腕の良いシェフでも料理ができないことと同じで、

頭に書けるネタが入っていなければ、どんなに英語が出来ても良いライティングは出来ません。

 

日頃から様々なトピックに触れて自分の考えを持つこと、そして瞬時にそれらを組み合わせてトピックに応えるレシピを作ることが求められます。

より詳しくは以下の記事で解説していますのでぜひご覧ください。

【関連記事】英検、IELTSでライティングスコアを伸ばすためには?

 

 

まとめ

 

まとめると、英検1級のライティングでは

 

テンプレートを意識して書く

②【意見+具体例】のセットで書けるネタを増やしていく

瞬時に書きたいことが思いつくように訓練をする

 

という勉強・対策が有効です!

 

様々なトピックを目にして、ノートに【意見+具体例】をストックしていきましょう。

ノートが一冊仕上がるころには、ライティングへ対して自信が満ち溢れているはずです!

 

ライティングで高得点をマークして、一次試験突破を確実なものにしていきましょう!

まだ過去問を手にしていない場合は、早速過去問に触れてトピックを分析することから始めましょう!


 

英検1級合格へ向けた勉強法はこちらの記事【英検1級】独学最短で合格するための6つの勉強法にまとまっていますので、是非合わせてご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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