英語の学び直し

【社会人向け】英語初心者が選ぶべき単語帳とおすすめの使い方

2022年6月16日

※この記事には一部PRが含まれています。

 

こんな方におすすめ

  • 英語をやり直したいが、どの単語帳を選べば良いのか分からない
  • 単語帳をどう使っていくと効率が良いのかを知りたい
  • オンライン英会話にチャレンジしたが、語彙力が足りなくて撃沈してしまった

 

語彙力を高めていくには単語帳を使うことが効果的ですが、始めは何をどう使えば良いのか悩みますよね。

 

実は、単語帳を使う上では、知っておくべきコツがあります。

一度コツを掴めてくれば、単語帳を使って自分の力でどんどん語彙力を高めていき事ができます。

 

この記事では、英語初心者の方へおすすめの単語帳から、効率の良い使い方、意識しておきたいことをご紹介していきます。

 

この記事の内容

・英語初心者の方へおすすめの単語帳

・効率が良い単語帳の使い方

・単語を覚える際に意識しておきたいこと

 

筆者の経歴

・中高英語教員 12年目

・イギリス大学院 MA TESOL(英語教授法)修士

・独学で勉強を続けていき、英検1級を取得

 

この記事を読んで、どんな単語帳を、どう進めていけば良いのかを理解していきましょう。

 

それではどうぞ。

 

【社会人向け】英語初心者が選ぶべき単語帳とおすすめの使い方

 

冒頭の通り、

 

英語初心者の方へおすすめの単語帳

効率が良い単語帳の使い方

単語を覚える際に意識しておきたいこと

 

を順番に見ていきましょう。

 

英語初心者の方へおすすめの単語帳

 

単語帳は、「音の確認が簡単にできるもの」を選びましょう。

音の確認をすることで、「文字と音」をセットで効率よく学習することができます。

 

おすすめの単語帳は以下の二つです。

 

①:キクタン【Entry】

キクタン【Entry】は1日8個ずつに区切れており、ちょっとしたスキマ時間に取り組みやすい単語帳です。

聴いて覚えることに特化しており、電車や車での通勤時間にも取り組みやすいです。

チャンツによってリズムよく覚えていくことができる点が特徴的です。

 

キクタン【Entry】は「英検4~3級」「TOEIC300~400点」が目安です。

一つ上のレベルであるキクタン【Basic】は「英検3~2級」「TOEIC350~600点」が目安となります。

 

 

②:速読速聴・英単語Basic2400


速読速聴・英単語シリーズはフレーズや文章を通して単語を習得していきます。

一つの文章に複数の新出単語が載っているため、単語を文章と関連付けて覚えやすい点が特徴です。

まとまった文章を読むため、単語を覚えながら簡単な読解トレーニングをすることができます。

 

 

単語帳の1冊目としてはこのどちらかを選べば間違いないです。

 

効率が良い単語帳の使い方

 

単語帳の使い方として、以下の方法がおすすめです。

 

いきなり全てを覚えようとせず、どんどん進めていく

発音出来るようにしていく

・一つの単語帳をとことん使い込む

 

 

いきなり全て覚えようとせず、どんどん進めていく

 

いきなり全てを覚えようとせず、どんどん進めていきましょう。

 

例えば、1週間で70個の単語を覚えようとする場合、

【1日10単語を覚える × 7日間】

ではなく

1日70単語に触れる × 7日間】

のように行っていきましょう。

 

初日に70単語を完璧に覚えようとはせず、7日間同じ単語に繰り返し触れていくことが大切です。

毎日同じ単語に触れることで、徐々に記憶が定着していきます。

 

【 全く知らない単語 ⇒ 見たことがある単語 ⇒ 覚えた単語 】

のように変化していくことが理想です。

 

そうして1週間かけて70単語が定着したら、次の70単語へ移っていきます。

 

 

発音出来るようにしていく

 

単語を繰り返し聞いて、自分で発音できるようにしていきましょう。

 

例えば、「allow」は「アロウ」と読みたくなりますが、「アラウ」と読みます。

「アロウ」と思い込んだままでは、リスニングテストでも、留学での実生活でも適応できません。

 

耳に正しい音を入れて、それを真似して繰り返し発音してみましょう。

 

 

ココに注意

ノートに連続して書いて覚えることはあまりおすすめしません。

スペルを覚えようとしてしまうと、一つ一つの単語に時間が掛かり過ぎてしまうからです。

 

「スペルを覚える」ことよりも、「発音できるようにする」ことが優先でOKです。

 

 

一つの単語帳をとことん使い込む

 

単語帳がボロボロになるまで使い込みましょう。

どこにどんな内容が書かれているか覚えてしまうくらい読み込むことが理想的です。

 

一冊の単語帳を仕上げることで、以下のようなメリットがあります。

・網羅的に単語を学習することができる

・基礎が固まってくる

・一冊をやり切る自信が生まれる

 

上記で紹介した単語帳を、まずは2~3か月で一周できるように行い、その後繰り返し復習していきましょう。

 

単語帳は色々なモノと手を出すよりも、これと決めたらとことん使い込むことがおすすめです。

 

 

単語を覚える際に意識しておきたいこと

 

単語帳を使っていく際、以下の2点を意識していきましょう。

 

新しく覚えた単語はすぐに忘れてしまうものだと割り切る

長期記憶に移行するまで粘り強く繰り返す

 

 

新しく覚えた単語はすぐに忘れてしまうものだと割り切る

 

残念ながら、単語帳で初めて出くわした単語は、基本的にすぐに忘れてしまいます。

 

なぜかというと、「記憶」にはざっくり短期記憶と長期記憶の2種類があり、新しい情報はまず短期記憶に入ります。

短期記憶は脳内の海馬が司っていて、必要なものを短い時間のみ保持する記憶です。

一度見ただけでは、海馬に特に必要がないと判断されて記憶が消えてしまいます。

 

いくら「今日はここを完璧に覚えてやる!」と必死になっても、繰り返し単語に触れなければ忘れてしまうことは自然なことなのです。

 

 

長期記憶に移行するまで粘り強く繰り返す

 

しかし、完全に忘れる前に復習をして、海馬に「これは必要な情報だよ」と働きかけることで、情報は長期記憶に移行していきます。

そして、一度長期記憶に移行されると、なかなか忘れない知識となっていきます。

 

例えば、「experience」という単語を見て、すぐに「経験」と意味が出てくる場合、すでにこの単語が長期記憶に移行しています。

「初めて見た」もしくは「見たことあるけど、意味なんだっけ?」という場合には、まだこれから復習が必要となります。

 

でも大丈夫です。復習を繰り返せば、そのうち自然と長期記憶に移行していきます。

「最初忘れるのは当然、長期記憶に移行するまで、粘り強く繰り返す」という心構えを持って取り組みましょう。

 

 

単語学習は根気強く繰り返していこう

 

この記事では英語初心者が選ぶべき単語帳とおすすめの使い方についてご紹介しました。




単語力を付けていくには、根気と忍耐が必要です。

しかし、記憶の仕組みを理解して効率よく復習を繰り返していけば、必ず初見の単語も忘れない単語になっていきます。

一歩一歩、成長していきましょう!

 

こちらの記事では、中学英文法を改めてやり直したい方へおすすめの参考書をご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。

【関連記事】【大人向け】中学英語のやり直しに使える参考書5選【現役教員が紹介】

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

ではまた。

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