こうした疑問にお応えしていきます
- イギリス大学院への留学を考え出したため、情報を集めたい
- 留学経験者の意見を聞きたい
- イギリス大学院留学へのイメージを掴みたい
この記事では、イギリス大学院への留学を考え出した方が、留学を実現するまでに必要な情報を10ステップでまとめて紹介していきます。
筆者の経歴
教員を休職し、2017~18年にUniversity of Brighton MA TESOLへ留学
僕は長期留学をしたことがない純ジャパ生でしたが、以下のステップを踏みながら、無事に留学を実現することができました。
この記事では、留学の実現までに経験したことや感じたことを余すところなくご紹介していきます。
これからイギリス大学院への留学を目指す方へ、理想の留学を形にするお手伝いが何か一つでもできれば幸いです。
それではどうぞ!
Contents
- 1 イギリス大学院への留学を実現するまでの10ステップ
- 2 人生を変え得る大学院留学を成功させよう!
イギリス大学院への留学を実現するまでの10ステップ
【ステップ①】イギリス大学院はどんな所かを知る
まずはイギリス大学院がどんな所なのかを理解していきましょう。
イギリス大学院留学のメリット
イギリス大学院への留学には以下のようなメリットがあります。
①修士課程が1年間で修得できる
②教育水準が高く、世界中から集まる学生と学び合える
③ヨーロッパ中を旅することができる
イギリス大学院は基本的には9月に始まり、1年間で修士課程を修了することができます。
また大学全体で教育水準が高く、世界中から集まっている学生たちと学び合うことができます。
そして、忙しい留学の合間を縫ってになりますが、ヨーロッパ諸国へ2~3時間で飛ぶことができ、勉学のリフレッシュとして欧州旅行を楽しむこともできますよ。
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【体験談あり】イギリス大学院へ留学するメリット3選
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イギリス大学院での1年の流れ
イギリス大学院での1年は忙しなく、あっという間に過ぎていきます。
実際にイギリス大学院での1年がどのようだったのか、詳細をこちらの記事で紹介しています。
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イギリス大学院生活の実録と1年を充実させるために大切な2つのこと
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イギリス大学院で必要な英語力
一番大きな不安は、大学院レベルの英語についていけるか、という点ではないでしょうか。
僕は長期留学の経験はなく、留学開始時にはペラペラに話せるとは程遠い状態でしたが、無事に卒業して帰ってくることができました。
アカデミックに書くスキルなどは必須となりますが、しっかりと準備をしていけば大丈夫です。
こちらの記事では、留学中に英語力がどのように変化していったかをまとめています。
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【イギリス大学院留学】純ジャパ生の英語力はどのように伸びていくか
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【ステップ②】情報を集めて留学先を考える
数多くある大学院から、留学先を考えていきましょう。
留学先の選び方で重要なポイントは、以下の4つです。
1、何を学びたいのか、何が学べるのかを明確にする
2、学校全体の評判を把握する
3、International students の割合を調べる
4、地理的な要素を考える
以下の記事で詳しく解説しています。
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【イギリス大学院】留学先の選び方で重要な4つのポイントを解説!
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理想の留学生活を送るためにも学校選びは非常に重要ですので、しっかり時間を掛けて調べていきましょう。
秋から出願となるため、夏までに出願する学校を決めることがおすすめです。
【ステップ③】 費用のやりくりを考える
イギリス大学院費用のやりくりを考えましょう。
費用を簡単に概算してみると、
学費:年間約200万~250万
寮やフラットシェア費:年間約100万
食費、交際費:年間約100万
合計すると、最低でも1年間で約400万~450万程度は必要となります。
社会人は休職か退職か
お仕事をしている場合、費用面のやりくりが仕事を休職するか、退職するかにも関わってきますね。
社会人の留学の場合は、特に社会保険料について注意する必要があります。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
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20代社会人の海外留学だからこそ出来ること・注意点のまとめ
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【ステップ④】 書類を準備して大学院へ出願する
秋頃からの出願に向けて、出願書類を準備していきましょう。
書類の準備にはかなりの時間と労力がかかります。
具体的には
・願書
・エッセイ
・CV
・推薦書(基本的には2通)
・大学卒業証明書、成績証明書
・IELTSのスコア証明
といった書類を揃える必要があります。
特に推薦状は、社会人の方であれば「大学でお世話になった教授」と「職場の上司」に書いてもらう必要があるため、早めに依頼しておきましょう。
【ステップ⑤】 IELTSで合格基準の結果を出す
イギリス大学院では、IELTSのスコア提出が求められます。
多くの大学では、overall 6.5程度のスコアが必要になります。
大学によっては「4技能( listening, reading, writing, speaking)がそれぞれ6.0以上であること」といった条件が付く場合もあるため、大学ごとに確認が必要です。
IELTSのスコアが合格基準に届かない場合、大学によってはpre-sessionalコースを受講して試験に合格することで入学が許可される場合があります。
(ステップ⑦で詳しく見ていきます。)
【ステップ⑥】 合格した大学から、進学する大学を決める
イギリス大学院では「ローリング制度」という出願された順に合否が審査される方法が取られます。
秋頃から審査が始まるため、出願時期を確認した上で、複数の大学に出願していくことがおすすめです。
合格の連絡が来た大学から、進学する大学を決定していきましょう。
僕の場合は3つの大学に出願して、2つの大学からオファーを貰いました。
A校 10月に出願 ➡ 10月中にconditional offer(条件付き合格)が届く
B校 10月に出願 ➡ 11月半ばに不合格通知が届く
C校 11月に出願 ➡ 1月半ばにconditional offerが届く
出願するタイミング、オファーがもらえるタイミングもそれぞれ違うため、実際に進学する大学を決めることにも慎重になります。
・大学側へ返事をしなければならない期日
・IELTSのスコア証明を後から送る場合はその期日
を必ず確認するようにしましょう。
大学から入学許可が降りること(CASの発行)、ビザを取得することには時間がかかるため、1~2月頃までに進学先が決まることが理想的かと思います。
【ステップ⑦】 Pre-sessional を検討する
Pre-sessional courseとは、留学生向けに大学側が提供している大学院の準備コースです。
多くの大学では、本コースがスタートする9月下旬に向けて、7月頃から順次開始されます。
イギリス大学院では大学が求める基準にIELTSのスコアが満たない場合でも、大学が開講しているPre-sessionalコースに参加して、試験に合格をすれば入学を許可されるというシステムがあります。
IELTSの基準を満たしている場合でも、希望することで参加できる場合が多いです。
Pre-sessional コースには、主に
①大学院で必要なアカデミックな英語が体系的に学べる
②イギリスでの生活が落ち着いてスタート出来る
③多国籍な友達、英語の会話相手が出来る
といったメリットあります。
金銭的な負担にはなりますが、検討してみる価値はあるかと思います!
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【イギリス大学院】Pre-sessionalは参加するべきか?
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【ステップ⑧】 寮かシェアハウスかを検討する
学生寮とシェアハウスには、それぞれメリット・デメリットがあります。
僕が感じたメリット・デメリットは以下の通りです。
【学生寮のメリット】
① 大学から近く、生活環境が整っている
② 自然に多くの友達が出来る
③ 困ったときにいつでもアドバイスを聞ける
【学生寮のデメリット】
① にぎやかすぎる
【シェアハウスのメリット】
① 「その国で生活している感」を存分に味わえる
② 自由が利く
【シェアハウスのデメリット】
①フラットメイト次第で言語環境は変わる
学生寮を選ぶ場合は、「学部生と一緒の寮」なのか、「院生のみの寮」なのかを確認することが重要です。
学部生と一緒の寮の場合、良くも悪くもにぎやかな寮生活になることはほぼ間違いないでしょう。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
-
長期留学は学生寮?シェアハウス?それぞれのメリット・デメリット
続きを見る
【ステップ⑨】 修論のスケジュールをイメージする
イギリス大学院ではアカデミックな修論が求められ、修論が通らない限り卒業ができません。
Research Proposal(研究計画)を提出してから約半年で修論を完成させるため、かなりタイトなスケジュールとなります。
留学が始まる前に、修論についてある程度流れを理解しておくこと、修論テーマを漠然と考えておくことが望ましいです。
僕が経験した修論完成までの流れは以下の通りです。
9月末 大学院スタート!
10~12月 Researchの仕方を学ぶ、修論テーマ、Research Questionを検討する
3月 Research Proposal(2000words)の提出
4月 Supervisor と面談をしながら論文を書き始める
5月 論文のパーツを書き続ける(先行研究まとめが中心)
6月 論文のパーツを書き続ける(Resultが中心)
7月 論文のパーツを書き続ける(discussionが中心)
8月 論文全体を通して書いていく
9月 論文の仕上げに入る
9月末 修士論文の提出!
より詳しくはこちらの記事で紹介しています。
-
【イギリス大学院】修士論文を提出するまでのスケジュール
続きを見る
【ステップ⑩】 渡英の準備を進める
いよいよ出発が目の前に迫ってきて、渡英する準備を進める段階に入ります。
まずはビザやパスポート関係の申請を確実に行いましょう。
その他、合格してから渡英するまでにしておいた方が良いことは以下の通りです。
① アカデミック・ライティングのスキルを磨く
② 留学1年間のスケジュールを把握する
③ お金の引き出し方法を明確にしておく
④ ちょっと良いノートパソコン、電子辞書を買う
⑤ 日本のことを勉強しておく
詳しくはこちらの記事で解説しています。
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【イギリス大学院への準備】合格後、渡英までにしておきたいこと5選
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話して伝える力を磨いておく
また渡英すると、生活基盤を作ること、授業の準備で忙しくなり、英語学習に時間を掛けることは難しくなります。
特に「話して伝える力」は留学中どの場面でも必要になってきますので、日本にいるうちに話す機会を作って練習しておくことがおすすめです。
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長期留学の準備としてDMM英会話でフリートーク練習すべき理由
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人生を変え得る大学院留学を成功させよう!
以上が大学院留学を実現するまでの10ステップです。
実現までにやるべきことは多いですが、そうした数々の苦難を越えて留学を実現すると、得体の知れない達成感を味わえるはずです。
この記事をご覧になった方が理想の留学を実現されることを願っております。
他にも英語学習や留学に役立つ記事を書いていますので、ぜひ併せてご覧になって下さいね。
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最後までご覧いただきありがとうございました!