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英語初中級者におすすめのリーディング教材と取り組む際のコツ4選

こんな方におすすめ

  • 学んだ中学文法を活かして文章を読む力を鍛えていきたい
  • 初中級者向けのリーディング教材を知りたい
  • 効率的にリーディング教材に取り組むコツを知りたい

 

「中学文法を一通り学習したけど、英文が読めるようになった気がしない…。」

そうお悩みの方は多いのではないでしょうか。

 

中学文法を一通り学習した後は、リーディング教材を用いて読解力を付けていくことがおすすめです。

様々な文章に触れながら大量にインプットしていくことで、学んだ知識が徐々に定着していくためです。

 

そこでこの記事では、初中級者におすすめのリーディング教材取り組む際のコツをご紹介していきます。

 

この記事の内容

・初中級者におすすめのリーディング教材

・効率的にリーディング教材に取り組むコツ

 

筆者の経歴

・中高教員 8年

・イギリス大学院 MA TESOL(英語教授法 修士)

・大学講師 2年目

 

この記事を読めば、中学文法を学んだ次の一歩が踏み出せるはずです。

 

それではどうぞ!

 

初中級者におすすめのリーディング教材

 

初中級者におすすめのリーディング教材は、大きく以下の3種類に分かれます。

 

① 「ラダーシリーズ」などの多読用の教材

② 自分にとって面白い内容の教材

③ 大学受験生用の教材

 

順番に紹介していきます。

 

※なお前提として、ご紹介しているどちらの教材も、中学英語の文法と単語が一通り学べていないと取り組むことは難しいです。

「中学英語があやふやで自信がない…。」という方は、まず以下の記事で紹介しているような教材に取り組み、中学英語の知識を抑えましょう。

 

 

 

① 「ラダーシリーズ」などの多読用の教材

 

「ラダーシリーズ」などの多読用教材は、英文を読むことに慣れる上で非常に有効です。

 

多読用の教材を選ぶポイントは「READ」と言われています。

Read something quickly and Enjoyable with Adequate comprehension so you Do not need a dictionary.

「辞書を使用しなくても、素早く、楽しんで、十分に理解できるもの」(Nuttall, 2005)

 

ラダーシリーズは、語彙がレベル別で細かく分かれており、自分にとって「十分理解できる」教材を発見しやすいです。

 

ラダーシリーズの使用語彙は以下の通りです。

レベル1: 中学校で学習する単語 約1000語

レベル2: レベル1の単語+使用頻度の高い単語 約300語

レベル3: レベル1の単語+使用頻度の高い単語 約600語

レベル4: レベル1の単語+使用頻度の高い単語 約1000語

レベル5: 語彙制限なし

引用先:ラダーシリーズ特設サイト

 

肌感覚として、知っている単語が80%くらいのレベルを選ぶことがおすすめです。

 

また、自分が知っている物語や小説を英語で読むことができるため、楽しく読み続けることができます。

 

多読用教材は数多くこなしていくことが必要であるため、中古で安く買うか、kindle Unlimitedを利用することがおすすめです。

KIndle Unlimitedは月額980円(30日間無料)で利用できます。

文庫は500~700円程するため、新品を2冊買うよりお安くなります。

 

 

 

② 自分にとって内容が面白い教材

 

次におすすめするのが、自分にとって内容が面白い教材です。

自分が関心を持っている内容に関するリーディング教材であれば、背景知識が働いて英語を楽しく読むことに繋がります。

 

リーディングすることの目的は、「情報を読み取ること」です。

英語を読んで情報を読み取り、新しい知識を得られるようになると、英語を「学習」というより、「ツール」として捉えられるようになってきます。

 

例えば、僕の場合はイギリスに興味があったので、こうした教材に楽しく取り組めました。


 

 

 

自分にとって興味があることと英語学習が結びつくと、モチベーションが保ちやすくなります。

 

ただし、語彙レベルが選べるわけではないため、教材が自分に合っているかは確かめる必要があります。

 

 

③ 大学受験入門用の教材

 

大学受験入門用の教材が、英語をやり直す際のリーディング教材としても便利です。

 

理由は以下の通りです。

・様々なジャンルから良問が選び抜かれている

・問題が付いているため、自分が読解できているか確認しやすい

・解説が丁寧

 

ただし、高校英語が範囲となるため、難易度は上がります。

英検準2級~2級程の英語力が求められます。

 

おすすめの教材は以下の2点です。

 

 

 

どちらの教材も総合的にリーディングスキルを高めていきたい方におすすめです。

 

選りすぐりの良問のみが収録されており、長文演習としては非常にコスパが良いです。

 

 

 

効率的にリーディング教材に取り組むコツ

 

効率的にリーディング教材に取り組むコツは以下の4点です。

 

①:「曖昧さ」を受け入れる

②:全く理解できなかった文に関して精読をする

③:ディスコースマーカーを先に学習しておく

④:ノルマを設定して数をこなしていく

 

順番に見ていきましょう!

 

 

①:「曖昧さ」を受け入れる

 

リーディングをする際は、「曖昧さ」を受け入れるようにしましょう。

 

一文ずつ翻訳しながら読んでしまうと、リーディングの速度が落ちてしまいます。

先を読み進めることで、「ああ、そうゆうことか」と理解できる場合もあります。

 

「曖昧さはずっと付きまとう。」

「全ての文章の構造を理解しようとする必要はない。」

 

ということを念頭に置きながらリーディングしていきましょう。

 

 

②:全く読解が出来なかった文に関して精読する

 

通して読み終えた後に、全く読解できなかった文に関して精読していきましょう。

 

精読する際には、3種類のカッコを付けて文を分解していくことが役に立ちます。

 

3種類のカッコは以下の通りです。

①〔     〕 → 名詞句、名詞節

②(     ) → 形容詞句、形容詞節

③<     > → 副詞句、副詞節

 

例えば、

Shinkansen train stays at the platform for 12 minutes.

Excluding the time it takes passengers to get on/off the train, only seven minutes remain.

この二文目が理解できなかったとしましょう。

 

3種類のカッコを付けて分解すると以下のようになります。

 

このように気になった文を分解していくと、読解力が高まっていきます。

 

カッコの付け方について詳しくはこちらの記事で解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。

 

 

③:ディスコースマーカーを先に学習しておく

 

ディスコースマーカーとは、文や文章同士の関係を示す語句のことを言います。

 

例えば、

原因、結果 → because, therefore

対比    → although, however

例示    → for example, such as

 

といったものがあります。

 

ディスコースマーカーを理解しておくことで、文章全体の構造を理解することが容易になってきます。

 

リーディングの学習に入る前に、ディスコースマーカーをまとめて学習してしまうことがおすすめです。

 

 

④:ノルマを設定して数をこなしていく

 

読解力を身に付けていくためには、リーディングの数をこなしていくことが不可欠です。

数をこなしていくことによって、徐々に読解スピードが上がり、一度に処理できる情報量が増えていきます。

 

中学英語を抑えた後に重要なのは、「大量のインプット」です。

 

 

自分の学習目的に合ったリーディング教材を定めたら、毎日もしくは毎週のノルマを設定してコツコツと取り組んでいきましょう。

 

 

「ノルマを設定することが苦手…。」と言う方は、新聞を購読して読むべき英文が自動的に手に入るようにすることもアリです。

 

The Japan Times Alphaを購読すると、ニュースを通して「生きた英語」をインプットし続けることができます。

EASYからADVANCEDまでレベル分けされており、自分の英語力に合った記事を読めるためおすすめです。

 

 

 

リーディングが出来ると情報収集力が一気に高まる

 

この記事では、初中級者におすすめのリーディング教材と取り組む際のコツをご紹介しました。

 

リーディングを通して英語で情報を得られるようになると、一気に情報収集力が高まります。

コツコツとリーディングの数をこなし、読解力を高めていきましょう。

 

中学英語を学習した後は、オンライン英会話でアウトプットする力を鍛えることも必要です。

以下の記事では、初めてオンライン英会話に取り組む方へ向けて、おすすめのサービスを紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。

 

また以下の記事では、英語をやり直す際の効率的な手順をご紹介しています。

ご自身の学習にお役立て頂ければ幸いです。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

ではまた!

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