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オーストラリアへのホームステイに必要な準備・持ち物を引率教員が解説

2023年8月15日

こんな方におすすめ

  • 初めてホームステイに挑戦するが、何を準備したら良いのか分からない
  • ホームステイに持っていくべきものを知りたい
  • 実際に引率した教員の声が知りたい

 

 

ホームステイをする際にはどんなことに気を付けるべきなのか、何を準備したら良いのか、悩みますよね。

 

この記事では、これからオーストラリアへホームステイに挑戦する中高生に向けて、事前に知っておいて欲しいことをまとめてご紹介します。

 

この記事の内容

・ホームステイに必要な持ち物

・ホームステイする前に知っておきたいこと

 

筆者の経歴

・都内私立中高の専任教諭

・オーストラリアへホームステイ引率を2回経験

 

実際に引率に行って感じたことをまとめました。

 

これからオーストラリアへホームステイに行く方に少しでも参考になれば幸いです。

それではどうぞ!

 

オーストラリアへのホームステイに必要な持ち物

 

まず、オーストラリアへのホームステイで必要な持ち物をご紹介していきます。

 

必要な持ち物(手荷物)

  • パスポート
  • 接種証明書(英文)
  • ETAS(ビザ)のコピー
  • ホームステイ先の情報書類
  • 海外旅行保険証
  • お金、プリペイドカード
  • 常備薬
  • 100㎖以下の容器に入った液体類(コンタクト洗浄液など)
  • 筆記用具(はさみはスーツケースへ)
  • 羽織るもの(機内が寒い)

 

必要な持ち物(スーツケース)

  • 着替え(3~4日分)
  • 下着(3~4日分)
  • 部屋着
  • 帽子
  • サングラス
  • 日焼け止め
  • コンタクト備品
  • 変換アダプター
  • 常備薬

 

特に注意したいこと

 

常備薬

現地で体調を崩してしまった際に、普段使っている薬がないとかなり不安になります。

現地で購入する薬が体に合わない可能性があるため、常備薬は日本で買いそろえておきましょう。

 

変換アダプター

オーストラリアの電圧は240Vであり、日本から持っていく電化製品が240Vに対応しているのか注意が必要です。

100-240Vに対応している場合、変圧器は必要ありません。

しかし、コンセントの形状が日本と異なるため、変換アダプターは必須になります。

オーストラリアはO型プラグですので、2、3個準備しておきましょう。


 

紫外線対策

オーストラリアは紫外線が強く、日本の冬に訪れた場合は(オーストラリアは夏)、日本の7倍ほどになると言われています。

紫外線対策として、帽子・サングラス・日焼け止めは揃えていきましょう。

 

 

持っていくと便利なもの

 

持っていくと便利なもの

  • 家族の写真
  • 折り紙
  • けん玉
  • 日本の絵葉書や扇子
  • 日常英会話の本

 

①:家族の写真

スマホを見せる形でも構いませんが、自分の家族の写真を準備しておくと、話のネタにもなるためおすすめです。

 

②:折り紙

鶴の折り方を覚えていき、一緒に折ればとても良いコミュニケーションになり、ちょっとしたプレゼントにもなります。

お別れの際に、折った鶴にメッセージを書いて渡しても喜んでもらえます。

 

③:けん玉

折り紙と同じく、言語を使わずともコミュニケーションになるためおすすめです。

 

けん玉の他にも、100均に行けば日本のおもちゃを手軽に購入できますよ。

 

 

④:日本の絵はがきや扇子

オーストラリアには「お土産」の文化がないため、菓子折りなどは不要です。

その代わりに、日本の絵はがきや扇子など、あまりかさばらないものでプレゼントを用意すると喜んでもらえます。

 

⑤:日常英会話の本

少しでもホームステイ先でのやりとりをスムーズにするために、日常英会話の本が一冊あると便利です。



 

 

オーストラリアへホームステイする前に知っておきたいこと

 

次はホームステイをする前に知っておきたいことを6つご紹介します。

 

①:家庭のルールを守る「郷に入っては郷に従え」

 

ホームステイは各家庭に入り、「ゲスト」ではなく、「家族の一員」として迎え入れられます。

家庭にはそれぞれのルールがあるため、まずはホームステイ先のルールを確認して、しっかり守るようにしましょう。

 

特に気を付けて確認したいことは以下の通りです。

・靴はどこで脱ぐのか

・シャワーは何時までに浴びればよいか

・就寝時間は何時か

・宗教的に守るべきことはあるか

 

オーストリアでは夜9時ごろに就寝する家庭が多く、生活リズムが日本と少し異なります。

普段は日本で夜11時頃に寝ているとしても、ホームステイ先が9時に就寝するのであれば、合わせてその時間に就寝するようにしましょう。

 

実際に生徒が夜10時ごろにシャワーを浴びていたため、「小さい子が起きてしまうからシャワーは9時までに使うよう伝えて下さい」と学校へご連絡を頂いたご家庭もありました。

 

「郷に入っては郷に従え」であり、そうした時間軸の違いを味わうこともホームステイの醍醐味です。

 

またオーストラリアは移民が多いため、宗教も様々です。

宗教的行事を強要されることないでしょうが、何か守るべきことはあるか念のため確認しておきましょう。

 

 

②:現地でしか出来ないことに専念する

 

大金を払って参加するホームステイです。

中々コミュニケーションがうまくいかないからといって、部屋にこもってしまっては非常にもったいないです。

 

ホストファミリーとたくさんコミュニケーションを取り、現地でしか出来ないことに専念しましょう。

目にしたもの、耳にしたことの全てが自分にとってかけがえのない刺激になります。

 

 

ゲーム機などの誘惑になってしまうものは持っていかないことをおすすめします。

 

 

③:海外保険には必ず入る

 

海外保険には必ず入りましょう。何が起きるかは誰にも分かりません。

 

過去の引率では、ホームステイ先でキックボードから転落して骨折してしまう事案が起きました。

緊急搬送され、応急処置がされました。

しかし保険に入っていたおかげで、支払いの手続きは病院と保険会社が直接行うことになり、現地で治療費を支払うことは避けられました。

 

その件に関しては、当該生徒が保険に入っていて本当に助かりました…。

 

 

④:パスポートの管理方法を明確にしておく

 

パスポートの管理方法を明確にしておきましょう。

基本はホームステイ先に到着したらスーツケースに入れて触れないようにすることが一番です。

間違ってもパスポートが必要ない日にバックに入れて持ち歩くことがないようにしましょう。

 

また、パスポートを持って移動する日には、首から下げられる入れ物やウエストポーチを用意することがおすすめです。


引率時には、パスポートが入ったクリアケースごと飛行機の座席に置いてきてしまった生徒がいました。

幸いにも、私が最後に座席を確認した際に発見できましたが、発見できていなかったら...と考えると恐ろしいです。

 

 

パスポートは文字通り肌身離さない工夫をしていきましょう。

 

 

⑤:翻訳に頼りすぎない

 

今ではスマホのカメラを向けるだけで翻訳してくれるようなアプリも登場しています。

確かにコミュニケーションを円滑にしてくれるため、大変便利です。

しかし、どうしても必要な場合は除いて、なるべく利用は避けましょう。

 

自分の頭で考えて悩んでこそ、現地に足を運んでいる意味があります。

「コミュニケーションがうまく取れない」という経験をすることが、帰国した後に英語を勉強するモチベーションに繋がります。

 

 

⑥:通信手段を明確にしておく

 

通信手段を明確にしておきましょう。

ホームステイ先では家庭のwi-fiが利用できる場合が多いですが、ホームステイ先以外でも通信が可能なようにしておく方が安心です。

 

具体的には、

・現地で使えるSIMカードを購入しておく

・ポケットwi-fiをレンタルして持っていく

・通信キャリアの海外パケットし放題プランにしておく

 

の3パターンになります。

 

私はパソコンも使いたかったためポケットwi-fiを持っていきましたが、宿泊していたモーテルではwi-fiがかなり弱かったため、ポケットwi-fiが大変重宝しました。

 

持っていったのはこちらのポケットwi-fiです。

 

今はインターネット環境があればLINEで通話が出来てしまうため、ポケットwi-fiがあれば十分なのではと思います。

海外でタクシーを呼んだり、現地スタッフと電話をする場合には、SIMカードを購入するか通信キャリアの設定を変えることが必要です。

 

 

 

しっかりと事前に準備して現地での滞在を満喫しよう

 

中高生で異国での生活を経験することは、非常に貴重な時間となります。

数週間の滞在で英語力が飛躍することは難しいかもしれません。

しかし、ホームステイの経験が帰国後に自分自身が飛躍していく様々なきっかけとなります。

 

しっかりと事前に準備をすることで、現地での生活をより満喫出来ることは間違いありません。

この記事を読まれた皆様が、人生の転機となるような素敵な滞在を送られることを願っております。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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ではまた!

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