こんな方におすすめ
- 文法があやふやなので、中学の英文法を復習できるおすすめドリルが知りたい
- オンライン英会話に取り組んだものの文章で発言が出来ず、挫折してしまった
- スキマ時間に英語をやり直せる参考書が欲しい
中学英文法の知識は英語やり直しの基礎となるため欠かすことはできません。
効率的に中学英文法をやり直す際には、ドリル形式の参考書が非常に有効です。
自分で書き込みながら進めていくことで、「読んで理解した気になった状態」を避けることがでるからです。
そこでこの記事では、英語教員の筆者が選び抜いた中学英語のやり直しに使える英文法ドリルを5つご紹介していきます。
この記事の内容
・中学英語のやり直しに使える英文法ドリル5選
・英文法ドリルを使う際の注意点
筆者の経歴
・中高英語教員歴 11年
・イギリス大学院(University of Brighton)でMA TESOL(英語教授法 修士)を修了
それではどうぞ。
Contents
中学英語のやり直しに使える英文法ドリル5選
①:意味順ドリル
このドリルがおすすめな方
全く英語が分からないため、とにかく簡単なものからやり直したい方
中高の英語教諭としてイチ押しのドリルです。
このドリルでは、「英語の語順」と「名詞のカタマリを作ること」に重きを置いています。
英文法とともに語順とカタマリの感覚を理解することで、結果的に英作文をする力が身に付いていきます。
ドリル1とドリル2の2冊があり、ドリル1は中学1年生で取り扱う文法が中心、ドリル2は中学2~3年生で取り扱う文法が中心となっています。
ドリル1から取り組むことで、基礎の基礎からたっぷりと語順トレーニングをすることができます。
中学生が取り組む用のドリルですが、大人のやり直しにも有効です。
②:中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
このドリルがおすすめな方
・丁寧な解説でひとつひとつ理解していきたい方
・イラストが多い方が理解が進む方
中学英語のやり直しとして非常に有名な一冊です。
解説がとても丁寧で、イラストや図をふんだんに使われているためとても見やすいです。
既習の項目を復習しながら解説してくれるため、理解が深まってきます。
英語をゼロからやり直したい方にとっても読みやすく、万人受けしやすいテキストです。
この一冊で中学文法の全てを無駄なく網羅することができます。
③:Mr. Evine の中学英文法を修了するドリル
このドリルがおすすめな方
ある程度の力はあるので、中学レベルをざっとやり直して深めたい方
30日間で中学英文法を修了できるように構成されています。
イラストなどは少ないですが、その分文字の情報量が多く、じっくりと解説を読みながら深く理解してことができます。
5つの文型(S/V/O/C)を中心に展開されており、一冊仕上げると確実に英語のコア(核)の部分が身に付きます。
文法用語が最初から多く出てくるので、ある程度のことは分かっているが、改めて中学英語をやり直したいという方におすすめです。
④:English for Everyone: Level 2
このドリルがおすすめな方
英語で英文法を理解していきたい方
こちらは英語で英文法を理解したい方向けの文法書です。
英語を第二言語として学ぶ世界中の人々に選ばれている一冊です。
文法の説明も英語で書かれているため、難易度は高まります。
しかし逆に日本語を挟まないため、感覚的に英文法を理解していくことができます。
絵やイラストが充実しており、視覚的に英文法が理解しやすい点がおすすめです。
⑤:ホントにわかる 中学3年間の総復習 英語
このドリルがおすすめな方
ガンガン問題を解きながら中学の内容を復習したい方
中学英語の内容が15回で完成するように構築されています。
オールカラーでとても見やすく、情報が見開きの左ページにまとまっているため復習しやすいことが特徴です。
様々な出題形式で演習問題が充実しているため、より理解を深めることができます。
冊子が非常に薄く、毎日のノルマを決めやすいのでどんどん進めることができます。
中学生向けの教材ですが、大人の学び直しにもとても有効です。
英文法ドリルを使う際の注意点
英文法ドリルを使う際に注意したいのは以下の3点です。
①:一冊をやり切る
②:あいまいな所を残さない
③:ドリルを仕上げることが目的にならないようにする
①:一冊をやり切る
これをやると決めたら、よっぽど相性が合わない場合以外は、他の参考書に浮気せずその一冊をやり切るようにしましょう。
どのドリルも、一冊を通して中学英文法をやり直せるように構成されています。
中学英文法はその後の英語学習の根幹となる部分ですので、抜かりなく学習することが重要です。
中学英文法をやり終えるまではアウトプットよりもインプットに注力しましょう。
②:あいまいな所を残さない
1日のノルマを決めることも重要ですが、ノルマに縛られてあいまいな所を残していかないようにしましょう。
分からない、納得のいかない部分があった際には、一旦立ち止まりその箇所を追求することを優先しましょう。
中学英語は積み重ねのため、例えば中1の内容である過去形を理解していなければ、中3で学習する現在完了を理解することはできません。
③:ドリルを仕上げることが目的にならないようにする
中学英文法を一通り抑えるために、ドリルをやり切ることは非常に重要です。
しかし、知らぬ間にドリルに取り組むことが英語学習の目的になってしまわないように注意しましょう。
「中学英文法をやり直したい」という想いの底には、
・職場で外国人のお客さんと簡単なやり取りができるようにしたい
・英語でのメールのやりとりができるようにしたい
・基礎力を身に付け、長期留学へとつなげていきたい
といったような自分が英語学習をする真の目的があるはずです。
ドリルを使って学習しながらも、自分が身に付けるべき英語力を常に考えるようにしましょう。
そうすることで、ドリルをやり終えた際に学習がストップしてしまうことなく、次にやるべきことへスムーズに移行できるはずです。
中学英語をやり直すことが大きな第一歩となる
この記事では中学英文法を一通りやり直す際に役立つおすすめドリルと、ドリルを使う際の注意点についてご紹介しました。
おすすめのドリルは以下の通りです。
中学英語をやり直すことが、英語のリスキリングにおいては非常に重要で大きな一歩となります。
中学英語の基礎力を身に付けることで、その後着実に知識を積み上げることができ、アウトプットする力にも繋がっていきます。
まずは自分に合うドリル一冊を決めて、とことんやり込んでいきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
こちらの記事でも英語のやり直しに役立つ情報を発信していますので、是非合わせてご覧ください。
ではまた!