こんな方におすすめ
- 中学英語の英文法をやり終えて、次に何をしたら良いか悩んでいる。
- TOEIC400点から700点台を目指していきたい。
- 初級から中級へ向けての知識が欲しい。
※この記事には商品PRが含まれています。
中学英語を一通りやり終えたものの、まだ英字新聞が読めたり、英会話が出来たりするわけではないし、次に何をしたら良いのだろうかと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
中学英語をやり終えた所で次にやるべきことは、ズバリ高校英語の基礎基本を鍛えることです。
高校英語で使用される単語や文法を身に付けることで、大幅に英語の理解力が深まっていくからです。
そこでこの記事では、中学英語をやり終えた人が次のステップとして取り組むべき、高校英語のおすすめ参考書をご紹介していきます。
この記事の内容
・高校英語のおすすめ参考書10選
・高校英語をやり直していく上でのポイント
筆者の経歴
・中高英語教員12年目
・イギリス大学院卒(MA TESOL)
・英検1級
高校英語をやり直したい大人におすすめの参考書10選
中学英語をやり終えた段階では、英語の基礎知識は身に付いているものの、まだまだ英字新聞や洋書がスラスラ読めたり、英会話が出来るようにはなりません。
次の段階としては、
・高校英語 基礎レベルの単語力、文法力
・長文を読むトレーニング
こうしたインプットをさらに重ねて、英語力のベースを拡大させていく必要があります。
そこでおススメなのが、高校英語初級の参考書を用いることです。
高校英語 おすすめの単語帳
①:キクタン<basic>
キクタンは名前の通り、単語を繰り返し聞きながら覚えていくことに優れた単語帳です。
各ユニットが16個の単語で構成されており、毎日のノルマを決めやすいです。
アプリも充実しているため、通勤時間やスキマ時間を使って英単語を学習したい方におすすめです。
②:速読速聴英単語
速読英単語は、長文の中に新出ワードが散りばめられているため、新出ワードに触れながら長文を読むトレーニングをすることができます。
文章は「環境」「教育」「政治・国際情勢」「司法」「科学・テクノロジー」など8つの分野のニュースから抜粋されており、教養を身に付ける勉強にもなります。
文章の流れの中で単語を覚えていくため、より忘れにくい知識となっていきます。
英字新聞を読めるようになりたい方には特におすすめの一冊です。
③:駿台システム英単語
受験生に大人気の一冊です。
受験英語や検定試験を徹底研究した上で作られているため、トップにあるミニマルフレーズが覚える価値のあるものばかりです。
フレーズで覚えることで、そのままアウトプットでも使える知識になります。
単語単体や、文章の中で覚えるよりもフレーズで覚える方が得意な方におすすめです。
④:DUO3.0
DUO3.0は、560本の英文で重要単語1600語、熟語1000語が集約されています。
これ以上効率の良い単語帳はないのではないかと思えるほど完成度が高く、愛用者が多いです。
何度も聞きながら暗唱していくことで、一生使える英語力が身に付きます。
個人的にはイチ押しです。より詳しくはこちらの記事で解説しています。
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【超効率の良い最強単語帳】DUO3.0のおすすめポイント4選
続きを見る
高校英語 おすすめの文法書
⑤:高校英文法をひとつひとつ分かりやすく
大人気の「中学英語をひとつひとつ分かりやすく」の高校バージョンです。
解説が丁寧で分かりやすい上、オールカラーで見やすく、イラストも多く用いられているため、視覚的にも理解が深まりやすいです。
確認問題も充実しており、理解度を確かめながら進めることができます。
イラストがカワイイ系ではありますが、個人的にはイチ押しの文法書です。
⑥:大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】
高校英文法の入門書として絶大な人気を誇っている一冊です。
中学英語から丁寧に解説されており、社会人が英語をやり直す際にも最適な一冊です。
「どうしてそうなるのか」が理解できるため、何となく覚えていた知識が繋がり、より基礎の土台を強固なものにすることができます。
解説に重きを置いているため問題が少なく、問題演習量が確保できないことは懸念点です。
⑦:English grammar in Use
こちらは世界中の語学学校へ採用されているテキストであり、英語で英文法の理解を深めていきたい方にはおすすめです。
全て英語のため難易度は上がりますが、英語で学ぶことでよりネイティブに近い感覚を得られることができます。
カフェで勉強していてもカッコいい教材です。
高校英語 おすすめの長文読解
⑧:英文読解入門基本はここだ!
「ポレポレ英文読解プロセス50」という有名な参考書の著者、西きょうじ先生による一冊です。
見た目はとっても薄い一冊なのに、英文読解に必要な知識がぎゅっと凝縮されています。
⑨:英語長文レベル別問題集
①~⑥までレベル別でシリーズ化されているため、自分の英語読解力に合わせて取り組むことができます。
まずは超基礎編から取り組んでみましょう。
「ザ・長文読解」といった感じですので、英検やTOEICなどの資格試験勉強への橋渡しとなるような教材です。
⑩:英検過去問
長文を読むトレーニングとして英検の過去問も非常に有効です。
様々なトピックや関してまんべんなく触れることができ、どの文章も実用的です。
また英検を受けてみることで、自分の英語学習上での現在地を知ることができます。
まずは高校英語初級レベルである英検準二級の過去問に挑戦してみましょう。
高校英語をやり直していく上でのポイント
次に、高校英語をやり直していく上でのポイントをご紹介します。
ポイントは以下の3点です。
①:分厚い文法書は必要ない
②:海外ドラマやYouTubeを観て、英語を勉強した気にならない
③:インプットを重視しつつ、アウトプットする機会も作る
①:分厚い文法書は必要ない
高校英語の文法書には、大学受験を目的とした分厚い問題集が数多く売られています。
もちろん、細かい知識を手に入れたい、大学入試を解けるようになるということが目的であれば全然良いです。
しかし、覚えた知識が日常会話で使えることはそこまで多くはなく、時間帯効果としては薄くなってしまいます。
②:海外ドラマやYouTubeを観て、英語を勉強した気にならない
「海外ドラマが観られるようになりたいから、海外ドラマを観なきゃ!」と思う気持ちはとても良く分かります。
しかし、高校英語で用いられる英単語や文法を抑えていないまま海外ドラマを観ても、勉強した気になっただけになってしまい、体系的な英語学習に繋げることは難しいです。
高校英語にコツコツと取り組んで基礎力を拡大することが、結果的に海外ドラマを楽しめる近道になります。
また、YouTubeでは英語学習法を紹介した動画や実践的なフレーズを紹介した動画が無数にあります。
娯楽としてや学習の参考として観ることはアリですが、英語力を鍛える上では地道なトレーニングが欠かせません。
動画を見過ぎてトレーニングを怠らないように気を付けましょう。
③:インプットを重視しつつ、アウトプットする機会も作る
インプットを重視しつつも、アウトプットする機会も作っていきましょう。
アウトプットしてみることで、インプットの質を考え直すことができるからです。
具体的には、英語日記や、無理のない範囲でオンライン英会話を始めることです。
・英語日記を書いてみて、「書きたかったけれど書けなかった表現」を調べて書いてみる
・英文法を学習している上で出てきた疑問を、オンライン英会話の講師に尋ねてみる
そのように「 インプット ➡ アウトプット ➡ インプット 」のサイクルを作っていきましょう。
オンライン英会話についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
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コツコツと高校英語の勉強を続けて、基礎力を固めよう
高校英語の基礎が身に付くと、英文を読める幅、話せる幅が大きく広がります。
使う参考書を決めたら、日々の暮らしの中に英語を勉強する時間を取り入れて、コツコツと継続していきましょう。
皆さんの英語学習の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
こちらの記事でも英語のやり直しに役立つ情報を発信していますので、是非合わせてご覧ください。
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