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そうした質問を教室で受けました。
確かに勤務校でも第2の英単語帳として鉄壁を使っている生徒をちらほら見かけます。
そこで実際に鉄壁を購入して3か月間使ってみて、その特徴や使いやすさを検証してみました。
この記事では、注目の英単語帳である鉄壁のメリット・デメリットやおすすめの使い方をご紹介していきます。
この記事の内容
・鉄壁のメリット・デメリット
・鉄壁のおすすめの使い方
筆者の経歴
・中高英語教員13年目
・イギリス大学院MA TESOL修得
・英検1級
受験生のみならず、英語をやり直す全ての方に何か参考になれば幸いです。
それではどうぞ!
Contents
鉄壁ってどんな英単語帳?そのメリット・デメリットは?
この英単語帳を一文で表すと、
と言えます。
本書は「鉄緑会」という毎年、東大合格者400人以上を輩出している名門塾が作り上げています。
本書のテーマとして、「知の育成」という言葉が本書冒頭の紹介文で用いられています。
実際にその通りで、従来のよくある単語帳のように、
というよりも、
という印象であり、ずっと知的好奇心をくすぐられ続けているような英単語帳です。

以下のような方には本書は特におすすめです。
・GMARCH合格を目指す人
・英語を本格的にやり直したい社会人
・コツコツした努力が得意な人
・アウトプットできる単語を増やしたい人
「東大英単語熟語鉄壁」という名称ですが、東大を目指さなくても幅広い方にご利用いただけます。
それではメリット・デメリットをご紹介しながら、詳しく説明していきます。
鉄壁を使うメリット
①:これさえやれば基礎が固まる
受験で用いられる基礎的な単語に関しては、完全網羅されており、これさえやれば基礎がしっかり固まると言えます。
入試に出る順ではなく、ジャンルごとに分けられている点が非常に秀逸です。
例えばSECTION6「阻害・除去・供給・促進」の「予防・回避」では、
・prevent「~を防ぐ」
・avoid 「~を避ける」
・hinder 「~を妨げる」
・refrain「~を差し控える」
といった4つの単語が並んで紹介されています。
まとめて紹介されていることで、それぞれの単語が持つ意味やニュアンスの違いを理解しやすく、体系的な知識として頭にインプットすることができます。
自分の暗記力に頼りすぎることなく、単語を理解しているから意味が分かるという状態を目指せます。
②:単語のイメージが掴めるため、覚えやすい
本書では単語のイメージ図がふんだんに掲載されていて、イメージがあることによって記憶に定着しやすくなっています。
例えば、
・vague
・obscure
・ambiguous
これら3つの単語は日本語にするとすべて「あいまいな」と訳せてしまいますが、イメージ化することでそれぞれの単語の意味が一目瞭然に理解できます。

P17より引用
・vague → 「輪郭がぼやけてあいまい」→ (例)a vague idea
・obscure →「暗くてぼんやりあいまい」→ (例)Everything is obscure in the fog.
・ambiguous →「2つのうちどちらともとれるあいまい」→(例)She used ambiguous words to answer.

③:例文の中で学習した単語が繰り返し出てくる
例文の中で学習した重要な単語が繰り返し出てくるため、読み進めていくことで自然と復習を兼ねることができます。
同じ単語が違い文脈の中で登場することで、より単語のイメージが掴みやすく、覚えやすくなっています。
例えば、capture「~を捕らえる」という単語は、P58に
と紹介されていますが、
P196に、utter「(言葉)~を発する」という単語の所で、
と再登場します。
と丁寧に記載してくれているので、分からなければP58に戻ることができます。
違った例文で登場することで、captureの単語が持つ意味や使い方をより理解していくことができます。
このように、読み進めていくことで、記憶の連鎖が起こっている感覚が得られます。

鉄壁を使うデメリット
①:情報量が多く、一周をこなすのが大変
情報量が多く、650ページを超えるため、1冊をやり切るにはそれなりの根気が必要になります。
鉄壁に限らず、英単語帳は1周やり切っただけでは、それほど効果を得ることはできません。
「これを使う!」と決めて、とことん使い倒していく必要があります。
やり込めばやり込むほどに味が出てくるのが英単語帳です。
しかし、鉄壁を使い込んでいくためには、それ相応の時間と覚悟が必要となります。
毎日取り組んでいったとしても、少なくとも半年~1年は掛かるでしょう。
そのため、1冊目の単語帳としては重く、2冊目の単語帳として使うことがおすすめです。

鉄壁はコツコツとした努力が出来て、時間を掛けてでも揺るぎない基礎力を固めたい方には向いています。
一方で、「短時間で入試に頻出な単語を覚えて成果を上げたい」という方は、他の単語帳を検討した方がよいかもしれません。
短期間での時間対効果という面では、DUO3.0の方が個人的にはおすすめです。
詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
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【超効率の良い最強単語帳】DUO3.0のおすすめポイント4選
続きを見る
②:分厚くて重く、持ち運びが大変
単語帳はA6サイズでコンパクトなものの、650ページを超えるため分厚く重いです。
そのため、毎日持ち運びしたいものであるのに、かさばってしまう点が難点です。
この物理的な厚さを前にして、繰り返し学習していきたいと思えるかどうかがポイントです。
となってしまっては本末転倒です。

③:早慶上智などには物足りない
メリットでご紹介したように、基礎単語に関しては完全網羅です。
共通テストで高得点を取ることや、GMARCH合格を目指すには十分です。
また、東大を始めとした国立大学の記述問題に対応する力も身に付くかと思います。
しかし、早慶上智などの読解問題を解いていくためには少し物足りない印象です。

鉄壁のおすすめの使い方
最後に、私が思う鉄壁のおすすめの使い方をご紹介します。
先頭から順番に読み進めていくことが本書ではおすすめされており、基本はその使い方でOKです。コツコツと積み上げていきましょう。
それに加えて、「索引を用いて辞書的に使う」という方法をおすすめします。
例えば、長文読解をし終えた際、分からなかった単語をリストアップし、鉄壁の索引を使いながら辞書的に調べ上げて、チェックを付けていきます。
すると、
という循環をうまく作ることができ、長文読解で得た知識と鉄壁をリンクづけていくことができます。
これが記憶の連鎖となり、どんどん体系的な知識となっていきます。
10分程でできる作業ですが、これが非常に効果的です。
長文読解に限らず、英作文を書いてみて、書けなかった単語を鉄壁で調べまとめていくなど、その他の英語学習ともリンクづけていくことができます。

鉄壁で揺るぎない基礎単語力を手に入れよう
この記事では注目の英単語帳「鉄壁」の特徴やおすすめの使い方をご紹介しました。
この一冊で基礎単語は網羅されており、上位大学を目指す受験生の2冊目の単語帳として、または社会人の英語やり直しとして非常におすすめです。
これ以上ないほど完成度の高い単語帳を2000円程で手に入れられるとは、何とも幸せな時代です。
鉄壁を使って、揺るぎない基礎単語力を身に付けていきましょう。
こちらの記事でも英語学習に役立つ情報を発信していますので、是非合わせてご覧ください。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
ではまた!